門川町議会 > 2013-03-05 >
03月05日-02号

  • "アベノミクス"(/)
ツイート シェア
  1. 門川町議会 2013-03-05
    03月05日-02号


    取得元: 門川町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成 25年 第1回定例会(3月)──────────────────────────────────────平成25年 第1回(定例)門 川 町 議 会 会 議 録(第2日)                        平成25年3月5日(火曜日)──────────────────────────────────────議事日程(第2号)                    平成25年3月5日 午前10時00分開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────出席議員(14名)1番 森川 春夫君       2番 岩佐 祐一君3番 菊地 稿治君       4番 森  誠一君5番 請関 義人君       6番 安田 厚生君7番 安藤 福松君       8番 水永 正継君9番 小林 芳彦君       10番 内山田善信君11番 神﨑千香子君       12番 米良 昭平君13番 朝倉 利文君       14番 安田 茂明君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名議会事務局長 本田 芳秋君     議会事務局書記 和田  尚君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長          安田  修君  副町長         金丸 隆康君教育長         新原とも子君  会計管理者会計課長   黒木 高一君総務課長        高橋 栄一君  企画財政課長      請関 史朗君税務課長        小野 俊洋君  町民課長        和田 裕次君福祉課長補佐      黒木 和浩君  教育総務課長      木代 佳美君社会教育課長      岩田 一男君  産業振興課長      黒木純一郎君建設課長        和泉 満義君  環境水道課長      山松富士光君代表監査委員      黒木 元吉君──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎議会事務局長(本田芳秋君) 御起立願います。一同、礼。 ○議長(安田茂明君)  これから本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(安田茂明君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、10番、内山田善信君、11番、神﨑千香子君を指名します。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(安田茂明君)  日程第2、一般質問を行います。 一般質問は、通告順に行います。 傍聴人に申し上げます。傍聴人は議事について可否を表明し、また騒ぎたてることは禁止されておりますので、静粛にお願いします。また、議長の命令に従わないときは、地方自治法第130条第1項の規定により退場を命じますので、念のため申し上げておきます。 なお、執行部との議論及び内容を深めるため、通告されていない質問がある場合は、執行部に説明を求めないことがありますので御注意ください。 質問第1、政治姿勢について、質問第2、環境対策について、質問第3、消防団員の確保と組織強化について、6番、安田厚生君の登壇を求めます。 ◆議員(安田厚生君) おはようございます。本日から一般質問が行われます。9名の議員が町長の政治姿勢などについて質問をいたします。 昨年末、総選挙において政権が交代し、自民党政権が発足いたしました。2カ月を迎え5年5カ月振りの復活となった安倍政権は安倍総理と経済学を掛け合わせアベノミクス、安倍内閣の経済政策が動き始めました。 日経平均株価が急上昇する中、大胆な政策の期待と不安が高まっています。公共事業、金融緩和、成長戦略の対策や国益を守ると主張する外交など、政策を次々に打ち出してきました。そのような政権下で地方への経済効果はどのように測るのか町長に質問をしたいと思います。 新政権になり、金融政策、財政出動は早速実行され、地方経済も地方公共事業にも期待をしているところであります。そのような中で、本町が掲げる「日本一住みよい門川町」の実現のために、地方交付税等の歳入予想はしっかりと把握しているのでしょうか。また、企業誘致を初め地元雇用の場の確保、支援制度を活用した企業誘致を行うとともに、企業の新たな事業に対しても積極的な支援を行う必要があると思います。自主財源確保行財政改革の取り組みについてお伺いをいたします。 次に、環境問題についてであります。 今中国での有害物質「PM2.5」による深刻な大気汚染問題が広がり、日本への影響が懸念されています。本町はどのような対策を講じるのか、また町内での合併浄化槽の推進の状況と町営住宅での家庭排水を含めた浄化槽の設置についてお伺いをいたします。 次に、消防団員の確保、組織強化についてお伺いをいたします。 消防団員は、火災発生時における消火活動はもとより、防火訓練、広報活動の火災予防活動、地震、災害時における住民救助、避難誘導、さらには行方不明者の捜索など、常に重要な役割を担っています。防犯活動にも積極的に参加し、本町の防犯対策、安全で安心なまちづくりの推進に最も重要な役割を果たしている消防団に対して質問をいたします。 本町の消防団は条例定数365人に及ばず現在327名であります。ここ10数年はこのような人数でありますが、このさき、消防団員数も年々減少する傾向にあるのではないでしょうか。消防団員減少については総務省、消防庁、全国消防協会でも団員確保に各自治体に協力を依頼しているところであります。 団員確保対策について町長にお伺いをいたします。また、消防団OB、再入団団員、海上消防団など制定をする考えはないかお伺いをいたします。 また、魅力ある消防団づくりとして、消防団員に身分証明書を発行し、町施設の利用などの特典、利用券、割引券等で支援し、消防団員確保対策を図っていく考えはないのかお伺いをいたします。 次に、消防団協力事業所表示制度が実施されていると思います。町内での協力事業所との連携強化対策や実績等をお伺いをしたいと思います。 以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) おはようございます。きょうから一般質問でございます。よろしくお願いをいたしたいと思います。 それでは、答弁をさせていただきます。 政治姿勢についての御質問でありますが、議員御質問のとおり、安倍新政権の発足によりまして、いわゆるアベノミクスにおいて円安、株価上昇が進みまして、本町の経済にも少なからず好影響を与えてくれるものと期待をいたしております。本町においても国の緊急経済対策を踏まえた15カ月予算として、今回の3月の補正予算に門川・草川小学校屋上避難整備事業防災ダム事業及び水産基盤整備事業等県営事業負担金等を計上し、国と連動して取り組んでいるところであります。 さて、「日本一住みよい門川町」の実現のため地方交付税等の歳入予想についての質問でありますけれども、本年度の国が示す地方財政計画によれば、平成25年度において地方交付税臨時財政対策債一般財源総額について前年度の地方財政計画と同水準の確保が見込まれると予定をいたしております。 また、本町における近年の臨時財政対策債を含む地方交付税の推移を見てみましても、交付税はほぼ一定の水準で推移をいたしております。ただし、地方交付税に大きく依存をしています本町においては、今後の国の動向に注視していく必要があろうと思います。 次に、自主財源確保取り組み対策についてでありますが、歳入の根幹をなす町税の徴収率の向上対策については、これまでに滞納整理の徹底やコンビニ収納、特別徴収及び口座振替の推進に取り組みながら、さらなる自主財源の積極的な確保を目指しているところであります。 次に、本町の行財政改革取り組み対策についてでありますが、平成16年度から現行の「門川町行財政改革構想」により、「最小の経費で最大の効果を上げる」ことを基本理念といたしまして、「財政健全化の推進」、「効率的な行政運営と職員の能力育成」、そうしたことなど5つの柱をもとに町政の最重要課題として全庁を挙げて取り組んでおります。 これまで、組織機構の再編として機構改革の実施や総合窓口案内所の設置、業務の民間委託、自治体クラウドの共同利用による行政事務経費の削減、定員管理の適正化など人件費の削減、補助金等の見直し、入札制度の改正、また住民参加型のまちづくりの推進として「まちづくり研究会」や住民参加による地域発信型映画製作の実施などさまざまな改革に取り組み、行政サービスの向上及び事務の効率化に努めてまいりました。 その効果額はこれまでに4億5,255万円となっております。また、目標課題の41項目のうち約9割について実施しており、成果を上げていると認識しているところであります。 今後ともさまざまな課題に強い使命感とチャレンジ意識を持って町民の皆様とともに協働し、「日本一住みよい門川町」の実現のために全力で挑戦してまいりたいと考えております。 次に、環境対策についての御質問でございます。 まず、中国での有害物質「PM2.5」による深刻な大気汚染に対する本町での対策についての御質問でございますが、環境省は2月末に微小粒子状物質「PM2.5」の大気中濃度が、環境基本法に基づく環境基準値1日平均35マイクログラムの2倍、70マイクログラムを予測される日に、都道府県が住民に外出の自粛などを呼びかけることを柱といたしました指針を決定をいたしております。 本町といたしましても、国の指針に基づく県の指導にならい、体の弱い人やお年寄り、子供など有害物質の影響を受けやすい人には、体調に応じて慎重に行動するように、また報道機関等が発信する最新情報や国県のホームページ等を参照していただき、自発的な予防対策に取り組んでいただきますよう、広報等で周知してまいりたいと思っております。 次に、合併浄化槽の推進状況についての御質問でありますが、現在の合併浄化槽の推進の状況につきましては、生活排水対策総合基本計画に沿って、長期的な視点で公共用水域の水質改善や生活環境の改善を目的といたしまして、合併処理浄化槽の普及に努めております。 計画策定後の平成21年度より、単独浄化槽または汲み取り式から合併処理浄化槽へ転換する場合の補助金を10万円上乗せし、また事業所やアパート等につきましても合併処理浄化槽助成の対象といたしまして新たにつけ加えたところであり、その結果、当初の120基から150基まで伸びてきております。 その間、町広報等での補助事業のPRを初め、平成24年度は日向保健所とも協力をいたして中山川流域を中心とした合併浄化槽の普及に関する説明会を開催するなど推進に努めているところであります。 今年度の国県の補助事業対象となる個人宅向けの浄化槽設置見込み基数は、5人槽が69基、7人槽が59基、10人槽が2基の計130基、また町単独で補助を行う事業所、アパート向けの浄化槽については、5人槽が2基、7人槽が1基、10人槽が7基と計10基の合計140基となっており、例年を若干下回る見込みであります。 今後もさらなる推進に向けてなお一層のPRに努めてまいりたいと考えております。 次に、町営住宅での家庭排水を含めた浄化槽の設置についてでありますが、現在、町営住宅は8団地、72棟、426戸、そのうち合併浄化槽が設置されている世帯は、栄ヶ丘住宅、西ノ山住宅及び平城住宅の3階建てで183戸でありまして、町営住宅全体の約43%に当たります。 一方、合併浄化槽が未設置のところとしては、平城住宅の平屋建て及び2階建て、橋ノ口住宅、庵川東及び西住宅、宮ヶ原住宅、小園住宅などが上げられます。 今後の未設置箇所への取り組みとしましては、昨年度定めた門川町公営住宅等長寿命化計画に基づきまして行い、平城住宅の平屋及び2階建てにつきましては、住戸改善事業にあわせて今年度より各戸に合併浄化槽を設置しております。 なお、住戸改善事業が終了したのちには、以前に住戸改善事業を行った合併浄化槽が未設置の住宅へも、順次合併浄化槽を設置していく予定でありますので、御理解をいただきたいと思います。 次に、消防団員の確保と組織強化についての御質問でございます。 まず、①消防団員数も全国的に年々減少する傾向にあります。消防団員の確保対策は、また消防団OB、再入団団員、海上消防団を制定する考えはとの御質問でありますけれども、本町消防団員数もここ数年横ばいの状況であり、以前からしますと減少傾向が見られます。議員御指摘のとおりであります。 現在、年度初めに各地区掲示板へのポスター掲示、各部において年間を通じてのPR、勧誘活動により新入団員確保を行っております。今後、消防団員の確保対策としましては、町のイベントなどでパンフレットを配布する、加入強化月間を定め各地区で啓発に協力してもらうなどが考えられます。また、新規団員の確保対策とあわせて団員の勤務年数を伸ばし、総体として団員の確保を目指す方法につきましても、消防団と検討してまいります。 また、消防団OB、再入団団員の制度につきましても、新規団員確保とあわせて団員数を確保していくためには有効な手段と思われますが、今後、団員数の減少がさらに問題となる場合には、改めて設置の必要性を検討させていただきたいと思います。 また、海上消防団の設置につきましては、船舶等の確保、管理という問題も発生しますので、いろんな面から今後の検討課題とさせていただきます。 次に、消防団員に身分証明を発行し、町施設の利用などの特典、利用券割引券など支援していく考えはとの御質問でありますが、このような制度は、宮崎県消防協会が主体となり、身分証明書を発行し、特典などを付与する制度が施行されております。しかしながら、ここ数年、利用実績が全くない状況であると聞いております。そのため、町主体での制度設定はさらに効果は限定的となり、どれほどの効果があるかは未知数ではないかと思われます。 次に、消防団協力事業所表示制度が実施されていると思いますが、町内協力事業所との連携強化対策や実績等をお伺いいたしますとの御質問でありますが、現在、消防団協力事業所表示制度に関しましては、協力事業所との連携等はありません。今後は、消防団協力事業所の紹介、消防関連行事の案内等に事業所名を記載するなど協力事業所への協力体制を検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) 6番、安田です。安倍政権が発足していろんな事業に取り組んでいるという御報告をいただきました。草川小学校の避難の屋上ですかね、あれの設置とか防災ダムの、あれは防災ダムに関する工事ということでありまして、国と連携しているところがあるとは思うんですけれども、安倍内閣が内閣決定した円高、デフレ脱却のための緊急対策はGPTの押し上げや雇用創出が期待され、これ大変期待されているところであります。国や自治体に合わせた総事業費が20兆円を上ると言われておるところであります。経済再生に向けた緊急経済対策の今年度の補正予算には約10兆円出資をしているところであります。その中で、補正予算の約10兆円の半分が公共事業に充てる予定であります。復興と防災対策、成長による富の創出、暮らしの安心、地域の活性化の3分野で重点的にお金を使っていくとのことであります。しかし、企業は潤っても労働者にはなかなか反映されず、物価上昇に国民が悩まされていくのではないでしょうか。 円安は食料を輸入に頼る我が国にとって、家計に大きく打撃を与えると思うのですが、これからの公共事業投資に向けて、この地方の経済はどうなるのか、もう一度町長のほうにお伺いをしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 先ほども答弁申しましたように、新政権になりましていろいろと緊急対策事業等々がございまして、本町といたしましてもいろんな事業に対しまして取り組んでまいりました。先ほど言いましたように、3月補正においてもそうした事業も導入しましたし、あるいはこれから議員の皆さんから審査いただく当初予算に際しましても、新しい形でのそうした緊急対策によります事業等々を導入しているつもりであります。 そういうことを踏まえまして、いろんなことを注視しながらこれからも財政課を中心に常にそういうことに目を配りながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) 大変、新政権になりまして、何かこう毎日毎日がこう変化をしているような状況でありますので、ぜひ財政課と一緒にこの国の動向というものを見つめていただきたいと思います。 それで、いわゆる麻生副総理兼財務大臣と各大臣による閣僚折衝を行いました。その結果、国から地方自治体への地方交付税地方公務員の給与を7月から引き下げることを念頭に約4,000億円の減額をすることが決まりました。今年度の17兆5,000億円から4,000億円の減額をすることが大体決まってくるだろうと思っております。給与の削減は地方も国も一緒に身を削るべきだという理屈のようでございますが、理由であると思いますが、地方公務員の給与水準は地域の民間企業と比較しながら労使交渉により自治体が条例で決めるものだと私は思っております。 地方交付税の削減は地方経済をつぶすと懸念されておりますが、地方交付税削減についてはどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。 また、直接職員の給与に影響をしますが、仕事の質への悪影響も懸念されます。職員の住民サービスについてはどう考えているのか、町長にお伺いをいたします。 ○議長(安田茂明君)  企画財政課長。 ◎企画財政課長(請関史朗君) 企画財政課長です。地方交付税の影響ということでありますが、地方公務員の給与の削減に盛り込まれております影響額が懸念されておりますけど、総務省が示す試算表によりまして計算をしたところ、影響額は少額だということでありまして、本町については影響額がないというふうに考えております。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) それによる職員の意識の向上という点についても御質問がありましたけれども、地方はもう絞っても絞っても何も出てこないほど地方は削ってきました。そういうところに人間弱っているところには必ず栄養剤が必要であります。余り削ってばかりおってもその意識が薄れるということもあるかもしれませんけれども、我々行政を携わるものはいかなることがあっても町民のために全力を尽くすのが我々の使命であります。 そういう意味で、町役場というのは町民の役に立つ場所だと思っておりますので、職員ともどもこれからもいかなることがあっても一生懸命町民の福祉のサービス、そして町政発展のために職員一丸となって頑張ってまいりたいと思っております。 以上です。
    ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) ありがとうございます。この地方の経済というものが大変緊迫している状態でありますし、昨年、一昨年と大変職員には無理な給与の削減をしたところであります。もう地方の経済、公務員のいわゆる職員の給料はこれ以上下がるとちょっと職員のやる気もなくなってくるんではないかなという思いはしたところでありましたので、質問をしたところでありました。 国の強制ではないというものの、要請とは名ばかりに、極めて強制に近いものではないかなと、私は思ったところであります。 平成24年度の予算案では、地方交付税、昨年度でありますが、民主党政権で導入した一括交付金が廃止され、もとの人を縛る、紐を縛る交付金、補助金に戻るのではないかなと思っているところでありますが、この昨年まで、いわゆる一括交付金は使い勝手が悪くもありましたけれども、自治体にとって最も最優先事業に充てることができるなど、地方分権改革の後退は否めないなと感じているところであります。 このように、政権の一方的な意向で交付税額が減らされては自治体の安定な財政運営は難しくなると思われます。これからの財政安定化についてはもう一度町長にお伺いしますが、対策を講じるのか、お伺いをいたします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 議員御指摘の財政の安定化、それが一番門川町を潤すことになりますので、一生懸命努力をしてまいります。これぐらいで勘弁をお願いしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) 先ほど、町長の答弁にもありましたとおり、国からの地方交付税は一定基準を水準しているということでありましたので、安心しているところであります。また自主財源確保については、滞納徴収、コンビニ収納とかいろいろ前向きに行っていることを感じておりますので、これからも自主財源については、自主財源とともに行財政改革を進めていただきたいと思います。 次に、TPPについて、聖域なき関税撤廃が前提ではないことをオバマ大統領に直接会談し、確認した、今後政府の責任において交渉参加について述べましたがこのTPPの参加に向けて、町長はどのような感じを持っているのか。また町の産業にどのような影響が出てくるのか、お伺いをいたします。 ○議長(安田茂明君)  6番議員、TPPのことは質問事項にはないのですが。 ◆議員(安田厚生君) 町長の政治姿勢ということでTPPが上がったものですから上げてみました。答えられなかったらいいです。 ○議長(安田茂明君)  町長どうします。答えなければいいそうですけど。町長。 ◎町長(安田修君) TPP問題については、いろいろと国でも今その動向について議論がなされているようであります。私も農民の一人としてTPPによる農家経済に打撃を与えるなら、それは絶対に反対をしてまいりたいと思います。 しかし、いろんな形で議論がこれからなされていくと思います。いろいろと注視していきたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) 大変このTPP問題は全国的に、全国的と言うか世界的に問題になっておりまして、安倍総理がこないだ農業は大変弱いものだというような発言をいたしました。昨年12月の議会においても町長がそのような意見を述べましたが、安倍総理は日本の農業は弱いものという思い込みをかえていくのが重要だということをおっしゃっております。若い人たちにとって魅力のある分野にしていかなければならないということを、TPP交渉で、いわゆる農業というものを、攻めの農業、政策の推進で産業を伸ばしていくというようなことも言っているところであります。 いわゆる新政権が、大胆な金融政策や機能的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略という3本の矢に続いて着実な財政再建の4本目の矢を放つことを期待しているところであります。 そのようなことで、町長の政治姿勢については終わりたいと思います。 次に、世界で今問題になっています大気汚染、これについては、先ほど町長の答弁では、各自、自らインターネット等で調べて自ら責任においてと言いましょうか、予防をしてくれというような話だったと思うんですけれども、このPM2.5による大気汚染ではありますが、これから中国大陸より黄砂が飛来してくるシーズンを迎えるわけです。汚染濃度が超えるようなことが出てきましたら町民に知らせることが必要になってくると思うんですけれども、町としてはどのような知らせ方をするのか、知らせるのであれば町の考えをお伺いをいたします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 何も他力本願にしたわけではございませんでして、今はホームページ等、あるいはパソコン等々も各家庭にあるような時代でございますので、それも一つの方法であるという思いで言ったまでであります。 ですから、いろんな情報と報道機関から発信されますいろんな情報等については、先ほど言いましたように、広報等で発信しますし、あるいはまたどうしても急を要するときには地区会長さんを通じてその各地区にあります放送施設等々を通じて広報するするのも一つの手段ではなかろうかと思っておりますので、その広報伝達については万全を尽くしてまいりたいと思っております。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) そのように町としてもいろんな意味でこのパソコン等で調べていくのが正解なのかなと思っておりますけれども、各小学校、中学校、教育長にちょっとお尋ねしますけれども、この小学校、中学校においては、各学校各自で判断をして、外の事業とかああいうのは自粛する判断に行うのか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 教育長です。このことを取り上げてこういうふうにということについての指示は出してはいないところですが、一つの、防災の一つになるかと思うんですが、もちろん各学校でも判断をしていただきますが、そういう状況になりましたときには、教育委員会としてもすぐさま学校のほうに連絡をしたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) 各学校にも、また保育園等にも、そして町民の一人一人にも伝わるような施策ができると期待をしているところであります。 このPM2.5は既に福岡県、熊本県で汚染基準を超えているところがあります。社会的にも大変大問題になっていますが、体内における喘息や肺炎、そしてがん等の病気の発症する原因にもなり得ることでありますので、これからも大気についても気をつけながら判断をしてほしいと思います。 それで、本町の合併浄化槽の推進についてでありますが、町内で今現在何%の設置をなされているのかは正直言ってわからないところでありましょうが、平城周辺というものは家ができて大変合併浄化槽の普及率は高いと思われますが、門川町平城あたりの合併浄化槽の普及率はどのようになっているのか。また平城町営住宅の合併浄化槽について、住宅のですね、お伺いをしたいと思います。また、今後の予定はどうなっているのか。今さっき住戸改善と申しましたけれども、その詳しい状況がわかればお願いをいたします。 ○議長(安田茂明君)  環境水道課長。 ◎環境水道課長(山松富士光君) 環境水道課長です。平城地区の普及率ですけれども、手元に資料がありませんので、後で知らせます。 ○議長(安田茂明君)  建設課長。 ◎建設課長(和泉満義君) 建設課長です。平城住宅、町営住宅の普及率でございますが、先ほど町長が申しましたように、町営住宅の全体の43%ということです。これからの計画ですけれども、住戸改善、その都度合わせて浄化槽の設置を図っていきますけれども、今まで改善が終了したところもあわせて年次的に順次やっていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) 平城周辺の合併浄化槽の普及率は大変高いと思われるんですけれど、何せ中山川の、それこそゴルフ場から下のあたりですね、大変水が濁ってくるところもあります。これは町営住宅の、いわゆる家庭排水が流れてくるのかなという考えも持っているんですけれども、先ほどから町営住宅の、それこそ町営住宅の普及率が43%と、そして平屋の、これからの平屋の町営住宅については住戸改善で行っていくということでありまして、平城には平屋、2階建てをあわせまして198軒あるうち今年度に4軒合併浄化槽がついたところがあるんです。これが15年計画で全部してしまうと、なかなかこの環境問題についてはなかなか進んでいかないんではないものかと思うところがあるんですけど、合併浄化槽を推進する我が町ではちょっと、これから15年さき、それ以上かかるとしたら、もうちょっと急がなければならない環境問題になってくると思うんですが、どのように思っているのか、考えているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) いろんな社会情勢、経済情勢の変化によっても影響は受けますけれども、いずれにいたしましても、本町は排水処理施設というものが公共下水道から合併処理浄化槽へと事業転換をいたしましたので、先ほど言いましたように、生活排水対策総合計画に基づきまして普及促進をしていきたいと思います。 議員御指摘のように、15年も20年もかかるわけにはいきませんので、1年でも早く目標達成ができるように努力をしてまいりたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) 1年でも早くと言いますか、特に平屋のところは家庭排水はそのまま流していくという、これは合併浄化槽を平屋の町営住宅には年次設置することで間違いないでしょうね。前、住宅係に聞いたことがあるんですけれども、1回平城のあたりの2階建てを1つ、一角をつぶしてあそこに大きい浄化槽をつくるんだという話も、何か昔聞いたことがあって、それで行くんだろうと思っていたんですけれども、何か合併浄化槽であれば、普及を急がなければいかないのかなと思っているところであります。 ぜひ平城あたりの家庭排水をそのまま流すんじゃなくて、合併浄化槽やそういう大きい浄化槽等を取り入れて環境問題に取り組んでいただきたいと思っています。 次に、消防団確保と組織強化についてお伺いをいたします。 近年の消防団は自営者が少なくなっていると思われます。平日火災活動や災害時における住民の救助、避難誘導、さらには行方不明者の捜索など、団員確保が大変難しくなっているところであります。自営業者やいつでも社会貢献できる会社員の方々に消防団OBの制度は必要であると、私は考えたところであります。 消防団員のOBを採用し、特定の災害勤務、任務だけに従事させる制度、サラリーマン団員の増加により、日中間活動できなくなっているのも確かであります。災害時の要因、災害時の消防団員確保が大変難しい団も多くふえていると思っているところであります。引退した人を対象に採用する制度も検討していただきたいと思っています。 また、宮崎市の消防団では、機能別消防団といたしまして、水上バイクの愛好者にて編成した水上バイク分団が存在することもありました。 本町でも水難事故等では、各漁業協同組合に協力をお願いしているところであると思いますが、海上でも活躍する消防団員が必要と考えます。もう一度、この消防団の災害について、災害の活動について、消防団のOB制度を、先ほど答えは聞きましたけれども、なかなかこれから先、まあ団員の数はいるとは思うんですけれども、なかなか参加してくれない。災害時には要員できない、団員の確保が難しいということがありますので、町長の考えもひとつ、前向きな答弁がありましたらお答えをいただきたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 先ほども答弁いたしましたように、何はともあれ、新規団員の確保が優先でございましょう。 門川町に青年団員、何名いるかわかりませんが、そのうちの何%が消防団に入っているのか。今、手持ちに資料がございませんけれども、先ほど言いましたように、何はともあれ新規団員の確保は優先でございますので、それがままならなくなったときに、また改めてその必要性を、何というか、消防団OBあるいは再入団等々の確保については検討してまいりたいと思います。いつも、年度当初の地区会長等々でも、新入団員の確保に区長さん方よろしくお願いしますとお願いはしているところでありますが、そういう方向でまいりたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) 大変、消防団員もなかなか仕事を持ってます。家庭も持っていますし、なかなかこの活動はなかなか難しいところでありますけれども、消防団員確保といいますか、団員が活動しやすいような消防団づくりに協力していただきたいと思います。 消防団員に今、防災士とかっていう資格があると思いますが、その取得を取らせるというか考えはないのか。また2月6日、宮崎県沿岸部におきまして、津波警報が発令されました。あのときには沿岸部にあたる部は全て出動していたのか、出動して広報にあたっていたのかお伺いをしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長(高橋栄一君) 総務課長です。 まず、防災士の件だと思います。これにつきましては、先日、防災士の試験があったと聞いております。本町でも十数名、この会場におられる議員の皆さんも3名合格されたということで、当然うちの職員も3名受験して無事合格しました。ほか合計十数名、早速、登録の事務を図るということで、このように今年度からでありますが、防災士のほうも少しずつふえていくと。そのような事業も、補助事業もつくりましたので、ぜひ今後も活用していただきたいと、そのように防災士の件については報告いたします。 それと、次にありました2月6日、津波情報の報告が、手元に消防の係長のほうからいただきましたのでかいつまんで報告いたします。 14時41分に当日津波注意報が発令されました。14時45分に情報連絡本部が県のほうに設置されたということであります。本町は14時51分、10分おくれだと思うんですが、消防団の各部招集をしております。で、15時に漁協、渡船にも連絡済み。15時04分、4分後でありますがエリアメールによって発信をしております。15時05分団長が役場に到着しておりまして、15時14分から広報活動を本部が入りまして、消防車両5台、公用車4台で広報活動に入っております。 あと、各小学校中学校等にも連絡がいきまして、部活の中止とか注意喚起、集団下校等が行われております。消防団の巡回でありますが、15時40分に5部、8部、9部、13部が巡回に入っております。 その後、いろいろずっと時系列で活動記録がこの手元にあります。当時、消防団としては、団長以下82名が出動しております。広報関係では、消防車両5台、公用車4台、計9台。あと行政としては、町長以下14名の態勢で、この津波関係の対策に当たったと、このように報告が届いておりますので、平日の午後でありましたが、この資料を見ると、迅速に適切な行動がとれたというように評価してよろしいんではないかと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) ありがとうございます。 防災士の資格を取るには、この消防団員もぜひ参加をさせていただきたいなと思うこともありまして、まず部長当たりからも声をかけていただければと思っているところであります。 この2月6日の津波につきまして、沿岸部にあるいわゆる尾末あたりの分団が出ていなかったのではないかなと。私、回りまして、そのように感じたところであります。こういうところからも今、サラリーマン化した消防団員が多くなっていると思っております。大変、事業所の理解と御協力が不可欠であると考えています。 消防庁は、消防団員の雇用の事業所に消防団活動への一層の御理解と御協力を得るために、平成18年度、先ほど言いましたように、消防団協力事業所表示制度を構築しているところであります。本町は、まだ行っていないというところでありますけれども、大変、被雇用者が入団し、消防団の団員として活動しやすい環境を整備することが求められ、そして事業所でもそういう動きが一層出てくるのかなと思っているところであります。 私の団部の子たちも、延岡、日向のほうで働いている子たちが、ぜひ消防団で活動したいと、いわゆる会社関係で入札制度とか、いろんな制度があると思うんです。それで消防団に入ってくれと言われて、地元の消防団に、門川町の消防団に入るというようなケースも多々でてきておりますので、門川町もそういったケースの消防団員の確保もできればいいなと思っているところであります。大変、事業所としては、やっぱり地域貢献ということがございますので、この行政からも、ぜひ事業所、消防団協力事業所制度に、前向きに検討して参加、参入していただければと思っているところであります。この制度を、もう一度何かこう、町長、前向きに検討はなされるか、なされないのか。もう一度お伺いをお聞きしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 先ほども答弁いたしましたように、協力事業所への協力体制というのを検討してまいりたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) そのように図っていただければうれしく思います。 最後に、消防団員身分証明証を発行して、町施設などの利用など特典を割引等で支援し、消防団確保に対策を図ってはどうかという質問でありますけれども、今さっき、先ほど町長の答弁では、県で行ったということであります。私も、ここに、消防団員手帳は持っていますけれども、向こうこれを持ってるかわかりません。門川町消防団の消防団員証というものを、17、8年前に発行している経緯があるんです。このときに、ゴルフ場の割引や、そういうところが念頭にありましたが、ほとんどこういうのは使っていないというようなところでありますけれども、1つ自治体を紹介いたしますと、山梨県の南アルプス市消防団というところがあります。ここは町施設の利用の際に、割引をするだけでなくアパートの家賃の補助や、一般の小売店等での消防団員サポート加盟店において、消防団員が団員証を提示するごとに各店舗独自のサービスが受けられることになっています。 このサポート事業を、ぜひ門川町独自のやり方といたしまして、地域防災の強化を求める消防団員にとって、団員確保の一つという考えで、何か支援事業を一つ立ち上げたらどうなのかなと思うんですが、町長のお考えをひとつお伺いをいたします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町内にいろんなたくさんのボランティア団体があります。それぞれに町のために活動をいただいているわけであります。とりわけその中でも、消防団活動というものは、門川町を守り、地域を守り、村を守り、本当に最大限のボランティア活動をしていると、私、思っております。そういうことを踏まえまして、今は、先ほど答弁しましたように、それがどれほど効果があるのかということも踏まえまして、今はそう考えているところであります。 ○議長(安田茂明君)  6番、安田君。 ◆議員(安田厚生君) いわゆるいろんなボランティアがあることでありましょうけど、何かありましたら、すぐに消防団というものが、すぐに活動をするわけでございます。この消防団員の優遇支援事業は、もちろん地元の商工会等に御協力をしなければ成立することはできませんが、地域防災の協力強化だけでなく、地域の店舗での買い物をしてもらうことで、地域商店街の発展にもつながるのではないかなと思っております。地域住民間のコミュニケーションもふえて、地域活性化につながると私は思いますので、前向きに御検討をいただきますようにお願いをいたしまして、私からの本日の質問を終わらせていただきます。 ○議長(安田茂明君)  以上で、安田厚生君の質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  ここでしばらく休憩します。午前10時57分休憩                              午前11時10分再開 ○議長(安田茂明君)  休憩前に引き続き開議します。 次は、質問第4、指導者の体罰問題について、質問第5、スポーツ少年団について、4番、森誠一君の登壇を求めます。 ◆議員(森誠一君) 4番、森。それでは、2つの質問をしたいと思います。 まずは、指導者の体罰問題について、それとスポーツ少年団について、2つの質問をしたいと思います。 昨年、大阪市立桜宮高校2年生のバスケット部のキャプテンが、指導者により体罰を受けた翌日に自殺した問題が、1月に公になって以降、全国で次々と体罰問題が発覚いたしました。また、女子柔道オリンピック代表候補選手への監督の体罰、暴言を含むパワーハラスメントを受けたと告白し問題となっております。 教育現場とスポーツ界での指導者名目の暴力の横行が明るみになり、指導者の資質が問われております。文部科学省も体罰根絶への対策に乗り出しております。文科省によりますと、体罰を理由に処分された教員は毎年400人前後であります。過去10年間はほとんど横ばいだそうでございます。また、指導が原因で子供が命を絶った事案は、昭和38年以降38件あるそうでございます。 それで、本町の学校、または部活動、スポーツ少年団等では体罰や暴力はないのか伺います。 続いてスポーツ少年団についてです。 本町のスポーツ少年団から育った3選手が、世界男子ソフトボール選手権大会に日本代表に選ばれました。また、門川から初のJリーガーも誕生いたしました。町民として誇りに思うところでございます。今後、活躍を、町民みんなで応援していかなければならないなと思っております。 本町のスポーツ少年団は、すばらしい実績をつくってまいりました。反面弊害もあるようでございます。土日にはほとんど試合があり、試合のない日は練習試合等で子供たちは多忙で、地区の育成会行事にも参加できないような状況でございます。中には、育成会を脱会した話も聞いております。こんな状況でいいんでしょうか。 宮崎県には家庭の日というのがございます。温かい心通う家庭づくりを進めようと、毎月第3日曜日を家庭の日と定めてから、もう45、46年がたちます。いつしか形骸化し、家庭の日の存在すら知らない状況が見られます。以上を踏まえ、スポーツ少年団の活動を、第3日曜日には自粛するような指導はできないか伺います。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 教育長です。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、御答弁申し上げます。 教育現場とスポーツ界で、指導名目の暴力が明るみに出て、指導者の資質が問われる中、本町の学校、また部活動、スポーツ少年団では、指導者の体罰、暴力はないのかという御質問です。 今、運動指導の場面における体罰が、全国的に大きな問題となって取り上げられておりますが、体罰は法により禁止されています。学校教育法第11条に「校長及び教員は、教育上必要があると認められるときは文部科学大臣の定めるところにより、児童生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし体罰を加えることはできない」とされています。 禁止されているにもかかわらず、なぜ体罰が起きるのかということですが、指導者側に、体罰は指導的効果がある、あるいは選手を強くするために精神的に追い込むことはやむを得ないなどの気持ちがあることと、何よりも、体罰が子どもの人権を侵害するということへの認識不足が上げられます。体罰を行った場合、その時点では、子供は指導に従ったかのように見えても、内実は痛みの苦痛から逃れるための行動をとったのであり、心に響く指導にはなっていないことに指導者は気づく必要があります。 また、試合等で結果を出すことを急ぎ過ぎることも原因の一つだと思われます。学校や保護者の期待に応えたい余りに、急いで結果を出そうとする意識が働き、使命感や責任感の強さから体罰を行うことがあると思われます。さらには、自分たちも体罰を受けて育ってきたという意識や、ある程度の体罰は必要だという体罰容認論が根強く残っていることも体罰が起きる背景にあると思われます。しかし、いかなる理由や背景があっても体罰は許されません。本県及び本町教育委員会においても、学校に対して体罰禁止の指導を繰り返し行ってきております。 今、学校には、体罰禁止を含む教職員の服務規律について、それを遵守していくコンプライアンス推進委員会が設置されております。これはボトムアップ的に教職員自身の知恵や工夫で服務規律遵守の取り組みを推進していこうとするものです。職員研修の充実を図り、チェックシートで定期的に自己点検をするなど、以前にも増して取り組みの徹底を図っているところです。 このような取り組みの成果もありまして、この2月末段階においては、本町の小中学校、部活動において体罰があったという報告は受けていないところです。 なお、今、国の意向を受けて、県教育委員会がさらに詳しい体罰の調査を行っております。その調査は、教職員、児童生徒、保護者全員に体罰に関するアンケートを実施し、面談による聞き取りを行うなどして、実態をさらに詳細に把握しようとするものです。 次に、スポーツ少年団についてですが、御存じのとおり、本町では活動が非常に盛んであり、技術の向上のみならず、心身の健全育成に大きく寄与しているところです。スポーツ少年団活動に携わる指導者の方々は、ボランティアで行っており、昼夜休日を問わず熱心な指導をされております。 御質問のありましたスポーツ少年団における体罰や暴力ですが、実態調査は行っておりませんが、これまでに体罰や暴力に関する問い合わせや相談は受けておりません。しかしながら、昨今の状況を踏まえて、県体育協会ではスポーツ指導者を初めとするスポーツ関係者の身体的、精神的暴力行為は絶対に行わないよう規定している公益財団法人宮崎県体育協会会員、職員等倫理規定及び公益財団法人宮崎県体育協会及び組織団体における倫理に関するガイドラインについて周知啓発を行っております。 本町におきましても、町体育協会やスポーツ少年団関係団体を通して、これらの内容の周知を図ってまいりたいと思います。 なお、本町スポーツ少年団本部におかれては、体罰問題を喫緊の課題と捉え、指導者及び保護者を対象とした緊急の研修会を3月11日に計画されております。少年団における体罰、いじめ問題という内容で、県教育委員会から講師を招聘し、研修を深めていただくことになっております。 また、指導者の指導力向上を図るために、県スポーツ少年団本部のほうで、毎年指導者研修会が行われていますが、この研修会にも毎回体罰禁止に関する内容が組まれているということで、本町スポーツ少年団からも毎年参加をしていただいております。 今後とも引き続き、関係団体との連携を図りながら、望ましいスポーツ少年団活動を推進してまいりたいと思います。 次に、スポーツ少年団についての御質問でありますが、議員御意見のように、門川町スポーツ少年団出身の方々が各方面で活躍をされているようであります。この3月開催の第13回世界男子ソフトボール選手権大会へ3人の選手が選ばれ、また、先月開催の延岡西日本マラソン大会でも、スポーツ少年団出身の選手がすばらしい活躍をしております。大変喜ばしいことであります。 ところで、御案内の家庭の日については、平成20年にも答弁をいたしておるところですが、昭和41年に青少年育成国民会議の提唱により、本県でも同年に、宮崎県青少年育成県民会議として結成され、県民運動としてその推進が図られてきたところです。その後、昭和52年制定の宮崎県における青少年の健全育成に関する条例で、家庭の日として定め、また、その家庭の日は毎月第3日曜日とすると定められております。 本町におきましても、門川町青少年健全育成町民会議を中心に、関係機関団体等と連携協力を図りながら、家庭の日の普及推進、地域での活動を行っていただいているところでありますが、御質問にありますように、スポーツ少年団の子供たちが、地区での育成会活動に参加できない、また育成会を脱会という話を聞かれているということであれば、子ども育成会活動の目的でもあります地域活動を通しての健全育成が十分に行われていないということが懸念されます。 教育委員会といたしましては、スポーツ少年団も子ども育成会も青少年の健全育成には必要不可欠であると強く認識をしております。 スポーツ少年団と子ども育成会の状況について述べますと、スポーツ少年団は、平成25年2月現在で、ソフトボール、サッカーなど9競技21団体の登録があり、小学生から中学生までの427名が団員として所属しています。年々少年団への加入率も、少しずつではありますが増加しております。スポーツ少年団では、指導者、保護者からの御理解をいただきながら、スポーツを通して青少年の心身を健全に育成するための活動を行っております。 一方、子ども育成会についてでありますが、本年度の子ども会の会員数は940人で、昨年よりも63人少なく、加入率で見ますと86.8%で、昨年と同程度となっておりますが数年間の推移から判断しますと、やや減少傾向にあります。 人と人とのつながりやきずなの大切さが強く言われるようになった今日、家庭はもとより地域でのつながりも重要視されている中で、地域で子供を育てる育成会活動はとても重要であると考えます。 教育委員会としましては、今後も引き続き各団体を通して、家庭の日の啓発活動を行いながら、必要に応じてスポーツ少年団と子ども育成会との連携、協議をいただくなどして、地域での活動等にも子供たちが参加できるようお願いをしていきたいと考えますので御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) まず、体罰問題でございますけど、昨夜、桜宮高校の自殺問題で、顧問の教諭がNHKのインタビューに答えております。ちょっと読んでみます。 ──赴任した19年前から手を上げていたと暴力を認めた──素行の悪い生徒が何人かいた。最初は説明してやってきたが、手をあげて指導して落ちついた。保護者や選手にも指導法がうまく伝わっていると思っていたと経緯を説明。 自殺した部員については、チームを強化するにはどうすればいいか、亡くなった彼のレベルアップがチーム全体のレベルアップにつながると思った。彼を呼んで、なぜ意識しないのか。なぜ相手を見ないのか。一言一言彼に確かめながらたたいた。私が彼を自殺に追いやった。家族の思いがきちんと自分自身わかっていなかった。何も気づかなかった愚かさに気づいたと話しております。そしてインタビューで、指導方法が間違っていたのかと問われた答えは、はいと、認めております。 このように、指導者の体罰問題といいますと、指導なのかどこまでが体罰なのか、どっからが体罰なのか。そういうなかなか難しいところがあると思います。これも、受け取る子供側の気持ちが前向きなのか、怒られてるっていって萎縮するのか、そういうあれでもかなりの違いが出てくると思います。 桜宮高校の問題でも、自殺した生徒が前向きな考え方ができる子供であれば自殺までいくこともなかったかもしれません。指導者は子どもの運動能力、勝利主義じゃなくて子供の性格まで把握して指導しなければならないと私は考えます。 国際武道大学の教授の魚住孝至先生というのがコメントを出しておりますけれど、これもちょっと読んでみます。 桜宮高校の体罰の背景には、日本の青少年スポーツ界を覆う勝利至上主義があるように思う。一貫した立場で青少年の成長を支えるというのではなく一人の生徒でも中学、高校、大学、それぞれ異なる教師の指導を受け、それぞれの段階でよい成績をあげるように期待されている。よい成績をあげればよい指導者とされるから、ともかく試合に勝つ勝利至上主義に走りがちである。それぞれの指導者は、自らの実績づくりのために選手を厳しく鍛え、場合によっては使い捨てをする危険すらある。というように述べております。 スポーツライターとか評論家がいろんなことを言っておりますけれど、一番説得力のあるのが、元読売巨人軍のピッチャーでございました桑田真澄氏のコメントがございます。これもちょっと読んでみます。 野球を始めた小学生のころは、毎日のようにグラウンドで監督やコーチから殴られていた。殴られて愛情を感じたことは一度もない。なぜだろうおかしいと思ってきた。体罰がいやでグランウンドに行きたくなかった。体罰で力のある選手が野球嫌いになりやめるのを見てきた。子供は仕返しをしない。絶対服従だと思っているから体罰をする。一番ひきょうなやり方で、スポーツをする資格はないと思う。体罰をする指導者はたくさんいる。そうした人たちのほとんどが情熱家だが、熱意が空回りしてしまっている。殴って何が解決するのか。体罰を受けた子供は、殴られないためにどうしたらよいかと、その場しのぎのことを考えるだけだ。これではうまくならないし自立心がなくなってしまう。体罰が減らないのは、勝利至上主義があるためだ。ただスポーツには体力と技術力と精神力が必要なのであって、根性では勝てない。殴られたことが、あのマウンドで僕を助けてくれたことは一度もない。マウンドや打席で自分を助けてくれるのは体力、技術、自分自身のリスペクト、自ら考えて行動できるよう環境を整えるのが我々指導者の役割です。ということを言われております。 講演を聞いた大阪の橋下市長は、「開眼させられた。暴力指導は兵隊要請だ。絶対根絶する」と語っております。橋下市長は、知事時代にこういう発言をされております。まあ、体罰容認発言ですかね、「口で言って聞かなければ手を出さなきゃしょうがない」と、こういうことを言っていた橋下市長は、体罰を受けて亡くなった人の遺書も読んだらしいですけれど、桑田選手のこの話を聞いて本当、考えを直したということでございます。 その辺を踏まえ、町長にちょっと伺いたいんですけれど、町長はこの体罰問題はどのように考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 教育長が答弁したとおりであります。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) それから、門川町には一切、現時点ではそういう問題は起きてないということですが、過去にはあったのかちょっと伺いたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 体罰に限って調査をしたという記録がございませんですが、過去7年間分はありますが、その中ではあがってきてないというようなことです。 それから、体罰をどのように捉えているかということが問題になりますので、今回、保護者、子供たちにもアンケートをとるわけですが、教師が体罰を認識するのか、していないのかということありますので、今後はまた、そこあたりで、数の認識というのは変わってくるかと思うんですが、これまでにはあったというふうに、私は認識しておりません。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) 私が知る限りでは、まあ、表に出ないだけで、あったって話はいっぱい聞いております。まあ表には出なくて、そんな大した問題にはならなかったのだろうと考えております。 で、今、アンケート調査を行っているということでございますが、この結果は、いつわかって、いつ公表までするのかちょっと伺いたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 今、現在、学校のほうで用紙を配りまして、県のほうへ4月中旬に出すことになっております。時間が長いのは、アンケート調査をして、体罰があったという結果が得られたときには、保護者と全員一人ずつ面談をしまして、状況確認をするということになっておりますので時間がかかります。4月中旬に県教育委員会に報告をいたしますので、その後になるかというふうに思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) 一応、公表はされるということで理解してよろしいでしょうか。結果をですね。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) どのような形での公表になるのかが、当然、学校ごとにはならないと思っていますが、県単位で公表されるのか。これ、国が指示しての調査でございますので、そこのとこについてちょっと把握しておりません。 以上でございます。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) 町としては、そういう結果は、全部向こうに行って資料もなくなるなるわけですね。だから、町としては公表ができないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) どのような形で公表するかについても、恐らく統一がされるんではないかというふうに思っておりますので、そのデータを県のほうに出したとしましても、残らないということではなくて、そのコピー等については当然持っておくつもりでございます。 以上でございます。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) この体罰問題というのはなかなか難しい問題で、さっきも私も言いましたように、どっからが体罰で、どこまでは許されるのかという問題もいろいろあろうかと思いますが、まあ、ないに越したことはないんでございますんで、まあ教育委員会の指導もまたよろしくお願いしたいと思います。 それから、スポーツ少年団についてですけど、まず家庭の日ですけど、家庭の日ももう45、46年なります。ひところは盛んに啓発運動もあったんですけど、最近は、ちょっと啓発がここ何年かされていないように思うんですけど、今後、積極的な啓発運動が必要ではないかと思うんですけどどう思われますか、伺います。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 先ほど答弁したとおりですが、機会を捉えて、地区の会長さん方、あるいはそれぞれの団体等に申し上げていきたいとは思いますが、現状で、第3の日曜日に事業が行われていることは、もう皆さん御存じのとおりかと思います。それをこんなふうに、しないようにしなさいというふうに、一律的にお願いすることは大変厳しい状況かなというふうには認識しているところです。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) この少年団たちも、壇上で質問の中に弊害もあるということで、まあその中で、まずは育成会の問題を取り上げたんでございますけれど、育成会の加入率が86.8%で、63人少ないというのは、前年に比べて63人少ないということで理解してよろしいですか。 ◎教育長(新原とも子君) (  )。 ◆議員(森誠一君) はい。前年も加入率はこのぐらいたったということで。育成会は強制的とか、その加入の基準とかいうのが、明確なものがあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  社会教育課長。 ◎社会教育課長(岩田一男君) 社会教育課長です。 今、御質問の育成会の加入率なんですけれども、先ほど答弁にもありましたように、平成24年度が940人ということで、平成23年度と比較して減少しているということですので、平成23年度が1,003人でございます。加入者がですね。加入率といたしまして、児童数の推移もありますので、同等の86.8%ということになっております。 それと、育成会の加入の状況については、担当は社会教育課のほうでしておりますが、実際には学校のほうから名簿として、地区の会員数として上がってきますので、その会員に基づいて把握するのみということで、社会教育課のほうでは判断しております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) 育成会もですけれど、なんかPTAのほうも脱会するような話が、私も聞いたことがあるんですけれど、そういう事実はあるんでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) PTAを脱会するということについては、全く聞いたことがございません。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) わかりました。私の聞き違いかもしれません。育成会とのあれかもしれません。 それから、今、育成会のあれをしたんですけれど、私の地区も、11月にお祭りがあるんですけれど、みこしが出るんですけれど、そのみこしに5、6年生が、まず、男の子が、スポーツ少年団で参加できないと。物すごく低学年、女子生徒に負担がかかって、距離も短くしてくれ、時間も短くしてくれというような状況でございます。その辺は、教育委員会としては把握されているのか伺います。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 一件一件把握はしておりませんが声としては届いております。地区での行事を行ったときに子どもの参加が少ないと。それがスポーツ少年の活動のせいかどうかということまでは把握はしてないんですが、子供たちの参加が少ないですとか、あるいは地域の行事に男の子よりも女の子のほうが多いとかっていう声はいただいているところです。調査はしていないんですが。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) 確かに、スポーツ少年団の行事で参加できない人ばっかりとは限りませんので、そこ辺は十分わかっているつもりでございます。 で、今スポーツ少年団、素晴らしい選手も出られて、日本代表になったり、Jリーグに入ったりとか、さっきも言われましたように、西日本マラソンで少年団、あの子は小学生のころはサッカーをしていたんですけれど、中学校から陸上を始めてきた子供です。私も小さいころからよく知っています。 で、あの子は、サッカーもしていましたけれどいろんなことをしていました、スポーツを。で、スポーツ少年団の子供等というのは、ちょうど成長時期ですよね、4年、5年、6年。まだ骨も十分にできていない状態でございます。そういう子供が長期間同じスポーツをするということは、弊害が出るんですよね、肘が悪くなったり方が悪くなったりします。 で、最近、よく整骨院とか病院に通っている子供を見かけます。中には私も知っている子供なんですけど、もうスポーツができないという状態になった子供もおります。 で、小学生のころには、やっぱりいろんなスポーツを経験させて、ある程度体ができてから専門的な競技に入るというのが一番理想だと思います。私も大学では体育学を学んできた人間として、そういうのをいろいろ勉強してきたつもりです。だけども、もう40年も前の話ですから、今はスポーツ界もいろいろかわっていると思います。だから、昔のあれが正しいとは言いませんけれど、それからスポーツ少年団も余り度が過ぎると、勝利至上主義になってしまうと子供の負担、また親の負担も結構あるようなことでございます。で、そのためには、教育委員会として各種のスポーツ教室を、今、年1回陸上教室があっていますよね。そういうあらゆるスポーツの教室を開いて、子供たちにより多くのスポーツを体験させて、選択の機会もつくることも大事だと私は思いますが、どのように考えているかを伺います。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 教育長です。まず、小学生の段階では学校体育においても巧みな運動を取り入れるようにしています。議員おっしゃいましたように、小学校には小学校の、中学校、高校と上がるにつれてそれぞれ体の発達がありますので、巧緻性を小学校の段階は身に着けるということになっておりまして、学校体育ではそのようにいろんな運動をさせるというふうになっております。昔も今もかわっておりません。 スポーツ少年団においても1つの競技だけでなくていろんな活動をするように、あるいは交流活動をするようにというふうに目標、目的のところに掲げてありますので、そのことは御存じであると、私は認識をしているところです。 ですから、1つのある種目だけに今中心となってやられていることが多いのかもわかりませんが、そこらあたりにつきましては、小学生の体の発育、発達段階についてはまた啓発を図っていかなければと思っております。 それから、いろんなスポーツ教室を開いていろんなことを体験させるというようなことを教育委員会のほうでやったらどうかということですが、今のところ、そういうことは意識はしていなかったんですが、そういう教室が開けるかどうかわかりませんが、また門川町のスポーツ少年団本部等と今後のことについてはいろいろ協議を重ねていきたいなというふうに思っておるところです。 以上でございます。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) さっきも言いましたように、やっぱり子供はさきが長いわけでございますね。余り子供のころから無理をすれば長く続きはしない可能性はあります。中にはゴルフですかね、ゴルフの石川遼選手ですか、6歳からゴルフを始めたということで、今活躍しておりますけれど、今最近ちょっとスランプに入っているようでございます。 中には順調に成長していく子供も確かにおります。身近で言いましたら、日向市の青木選手ですね、大リーグに行っておりますけど、あの子も小学生から多分始めたと私も記憶しております。で、中には、さっきも言いましたように、もうスポーツができない体になったりとか、そういうことが多々あります。こういう有名になって注目されることはありますけど、けがをしてだめになってという話はなかなか出てこないようであります。 確かにスポーツ選手というのは、プロ野球でもなんでもですけど、引退するころには体がぼろぼろという事例もあるようでございます。こないだ相撲で引退しました高見盛ですかね、あの人も何かもう体はぼろぼろで、こないだ何か行事に参加していましたけど、ずっと立っていられなかったというような状況も見ました。 町長にちょっと伺いたいんですけど、町長も子供さんがスポーツ少年団をずっとやってこられたと思いますけど、全体的にスポーツ少年団について意見がございましたら伺いたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) スポーツ少年団だけについてのコメントというよりも、家庭の日についての大枠的な展開から私の思いを申し述べてみたいと思いますけれども、本当に家庭の日が制定されてもう40年近く、本当は普及推進の時代ではなくて、もう本当は実施していかなければならないようなときでありますけれども、なかなかそれがうまく実施できない。もう私も無意識のうちかもしれませんけれども、森議員の質問書を見て、去年1年間の私の活動を見てみましたら、12回第3日曜日がある中で7回は何かの行事に行ってあいさつをしているんです。これ見たときに、来年度からはよほどのことがない限り、もう行かないようにすべき、自らが行かないようにすべきではないかなと質問書を見たわけであります。本当にスポーツ少年団だけにそれを焦点を置くわけにはいきませんので、地区会長会、公民館長会等々を通して、その啓発には進めていきたい、そう思っております。 ○議長(安田茂明君)  4番、森君。 ◆議員(森誠一君) 今町長から家庭の日に対して前向きな答弁をいただきまして、いい家庭の日がまた構築できるように頑張っていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。
    ○議長(安田茂明君)  以上で、森誠一君の質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  ここでしばらく休憩します。午前11時49分休憩                              午後1時10分再開 ○議長(安田茂明君)  休憩前に引き続き会議します。 次は、質問第6、町を取り巻く諸環境の変化に対する対応は、2番、岩佐祐一君の登壇を求めます。 ◆議員(岩佐祐一君) 2番、岩佐。期待から失望へ、これは民主党政権へ突きつけられた国民の大きな声でありました。昨年12月16日に実施された第46回衆議院議員選挙で民主党は230議席から57議席へと大幅に議席を減らし惨敗しました。敗因は鳩山元総理の普天間、金銭感覚問題、菅元総理の原発対応、小沢元代表の金銭問題、離党騒動、また一部閣僚の国会答弁の不手際、議員同士の国家間重要政策での意見の違いが露呈されました。 国民は、これらのごたごたに嫌気をさし、このような政党には政権を委ねられないと判断が大きく働いたのだろうと思います。国民は民主党の3年余りの実績を評価せず、自民党復活を決断しました。しかし、自民党は大勝したと言え、選挙区で165万票、比例区で220万票も減らしています。第三勢力の日本維新の会、みんなの党が議席増となっておりますが、投票率が10%減少しており、国民の政治離れも進み、各党政治家は大いに反省しなければならないと思います。 民主党への批判の声も大きいですが、この3年余りの間に前政権ではできなかったことを多く実現しております。それは、子供子育て関係財源の大幅増加、保育所定員の増加により2011年度には4年振りに待機児童数が減少しています。これは2011年度定員を4万人ふやした結果です。高校授業料の無償化、公的奨学金制度の充実で、対応人数を19万人ふやしています。生活保護の母子加算の復活、年金改革法が成立したことにより、2014年度から基礎年金国庫負担制度の恒久化、パート労働者への社会保険の流用拡大、産休期間中の社会保険料免除などの改善を実現しております。 ほかに医療、介護の充実と働く者の視点に立って具体的な政策実現を行ってきたことは高く評価されてもいいと思います。 今度の衆院選挙では民主党が目指そうとした改革の理想までが否定されたわけではないでしょう。競争原理のもとで一部の勝ち組だけが得をするのではなく、政治の力を必要とする弱い立場の人たちと一緒になって党の再生をめざしていかなければならないと思います。 今、安倍政権の再登板により、経済最優先の路線に舵を切っています。13兆1,000億円の大型補正も成立しました。市場は円安、株高に推移し、一部企業では一時金のアップ、賃上げを実施するところも出てきました。この景況ムードが腰折れすることなく進むことを希望しております。 それでは、質問に移らせていただきます。このような景況ムードの中、門川町を取り巻く諸環境の変化に対する対応はということで、東九州自動車道の開通、細島港の重点港湾指定、また東九州メディカルバレー特区指定など、門川町を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。 町として、住民、企業、周辺市とのかかわりをどう模索され対応されるか、町長の見解を伺いたい。 以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) それでは答弁させていただきます。 町を取り巻く諸環境の変化への対応についての御質問でございますが、本町を含む県北地域は、東九州自動車道の整備が進む中、細島港の重点港湾指定など数年後には物流機能の飛躍的な向上が見込まれます。 また、観光面でも高速道路の全線開通を控えるとともに、細島港には国内外から大型クルーズ客船の寄港が相次いでおり、県北の広域的な観光振興にも期待が高まっております。 さらに、宮崎、大分両県で推進する「東九州メディカルバレー構想」は、医療関連産業が集積するこの県北地域にとって新たな地域経済の活性化へつながっていくものと期待をされております。 町内でも安井株式会社が東九州メディカルバレー構想特区指定後、第1号となる「医療機器製造業許可」を取得いたしました。今後は、最終的に販売までできる「医療機器製造販売業許可」の取得を目指し、医療産業分野への新規参入を図る予定であります。 これから先、本町を含むこの県北地域はますます飛躍することが期待されます。その一方、これまでは国道10号線を通っていた車両が高速道を通れば交通量が減り、「素通り」や「空洞化」の危機に直面し、地域間競争が一層激化することは必至であります。 本町としましても、例えば高速道路を通過する人々に対し、「ここに寄ってみよう」と思わせるような特産物やイベント、観光地等のPRなど、地域資源と独自のアイデア、個性を生かした地域づくりが求められています。 このようなことから、今年度は町の若手職員による「まちづくり研究会」を立ち上げ、こうした状況をピンチをチャンスにして、門川町をもっと盛り上げていくために、高速道路開通後を見据えた門川町の新しいまちづくりに取り組ませているところであります。 昨年末には、御存じのように、町内をロケ地とした地域発信型映画の撮影を行い、ボランティア、エキストラを含めると計300人以上の町内外の方が映画製作にかかわりました。今後、全国に向けた門川町のPRにつながるものと期待をしております。 また、門川町の次代を担う地域リーダーの育成を図る「かどがわわけもん塾」の開設に向けても着々と準備が進められております。 さらには、地元企業に対しても引き続き企業訪問を行いながら要望や意見を収集し、フォローアップを行ってまいりたいと思います。 こうした町独自の取り組みに加えて、広域での取り組みがますます重要になってきますので、本町では県北9市町村で構成する「県北部広域行政事務組合」や日向、東臼杵で構成する「日向、東臼杵市町村振興協議会」などを通じて、この地域の自然、歴史、文化等の資源を生かした魅力ある地域づくりを今まで以上に連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。 特に、県北でも人口の集中しているこの延岡市、日向市、門川町が連携して企業誘致や産業支援、広域観光に取り組んでいく必要があると考えております。 その中で、平成25年度からは新たに「宮崎県北部医療産業振興等協議会」を設立し、県と2市1町が一体となって、東九州メディカルバレー構想の実現に向け、医療機器開発の効率化や市場の拡大、地場企業の医療機器関連産業への参入などの支援を行ってまいりたいと考えております。 こうした取り組みとあわせまして、町民の声を聞きながら、町民の皆様と一緒になって考えていくことで、新しい発想が生まれてくると思いますので、私が提唱します「町民一人一人が主役のまちづくり」を目指して、行政と議会、そして地域と町民、さらにはあらゆる産業の皆様方と力をあわせてまちづくりに取り組んでいきたいと、そう考えているところであります。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) 2番、岩佐。町長の答弁を聞いて、町独自並びに延岡市、日向市、あと市町村、他の市町村との、いろんな連携をとりながらこの高速道、あと細島港湾整備、メディカルバレー、これらのいいところを享受しようと、そういう考えで動いておられるということに少し安心をしております。 先ほど、町長言われたように、門川町がもう単にその高速道の通過点と、これになるのがやっぱり一番怖いという感じはしております。例えば、平成28年度にはもう大分の佐伯まで高速がつながると、そうすると延岡から30分ぐらいで行っちゃうと。冬場は佐伯とか言うのはフグですかね、これが盛んになっておるんですが、フグを食いにちょっと出かけようかと、延岡からですね。30分で行くと。そういうことになると、えてして門川町を素通りして、例えば日向にしてもそうだろうと思うんですが、門川を素通りしてやはり佐伯に行ったり宮崎に行ったりとか、そういうところが多くなるんではないかと、高速道が抜けたはいいが、町が寂れてしまうということになっては、これは何をやっているのかわかりません。 それで、門川町としては、私は延岡でよく温泉と金鱧だと、そういうPRをしておるんですが、それにかわるような観光設備、例えば乙島のサバイバルランドですね、それとか遠見半島、このあたりをひっくるめてメディカルバレー構想も含めて何らかの画期的な事業展開ができないのか、そのあたりが話題になることはないのかちょっとお伺いしたいんですが。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 先ほども答弁申しましたように、25年度、次年度から医療関連産業の振興事業等に予算を2市1町で1,300万円計上いたしまして、各企業のステージに応じた医療機器開発サポート事業とか、あるいはまた医療機器シンポジウムの合同開催とか、あるいはまた医療機器産業の集積地であるこの強みを生かし、積極的にPRし、パンフレットの作成とか、いろんなことを事業の中に取り入れて、次年度、25年度から発足をし、その協議に入ることとなっております。新たなる展開が生まれてくると思います。 そうした中で、議員御指摘のように、もう来年度、25年度、26年の3月末までになりますと、もう延岡─宮崎間が全面供用されることになります。 指摘のように素通りされないように勤めていくのが我々の使命であり、その第一段階として、今スマートインターチェンジの建設に向けて鋭意努力をしているところであります。町民の皆さん方と一体となって、この事業が認可できるように、今最大の努力をしているところであります。そうした中で、本町独自のどこにもない、どこにもここしかない食べ物、ここにまた、次も来てみたいというような観光地、そういうのをつくっていくのが我々の使命だと思っております。 本当に遠見半島を初めとした観光地一体、そして乙島等のサバイバルランドのここしかできないあの状況におけるいろんなキャンプ地、いろんなことを含めまして、これからまた一緒になって努力をしていきたいと思っております。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) ありがとうございました。次に、高速道と港湾整備によって物流の量が多くなったりコストが安くなったりすると、そういうことで、門川町自体としては、例え一次産業品のその将来の増産とかそういうものは念頭に置かれているのでしょうかどうでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 1月の月でしたが、細島の八興運輸を主体としたあの会社がサツマイモを中国のほうへ送り出しております。いろんなことがこれから新たなる展開としてできていくのではないかと思います。本町にもたくさんの農業生産組織がございますし、数多くの作物の品種が栽培をされております。昨年も小園地区で、分蔵地区でひむか野菜光房が新たなるレタス栽培を始めました。そういう中からそうした物流等の、そういうことを通して新たなる展開がされていくものと思われますので、これからも産業振興課を中心にそうした指導、助言をしていきたいと思っております。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) 門川も一次産業、それで今から将来的に伸びていくのか。それとも延岡、日向の住宅地としての機能を高めていくのか、そういうところで今岐路に立っている時期じゃないかなと思っております。 やはり延岡、日向がかなりそのそういう事象によって発展していくんではないかと。その場合、門川もそれなりの事業をやりながら、なおかつその周辺市への、いわゆる労働力供給という立場の、いわゆる住宅の整備とか、そういうのが必要になってくるのではないかという考えは持っていますが、その辺のそのいわゆる門川に住みたいという、いわゆるそういう土壌づくり、いわゆる住宅関係に対する土壌づくり、そういうのはお考えにはなっておられませんか。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 2月末の県の人口統計によりますと、門川町の人口は多分8名、9名ですかね、減りましたけれども、住宅は7戸伸んでおります。いつも毎月毎月報告がなされておりますが、人口が微減しても住宅はふえるとか、人口が増加しても住宅は一、二軒減るとかいう具合で、非常に本当にここ10年来、微増微減だと思います。ということは、やはり門川町は一つの住みよいまちだという、私は自負をいたしております。 そういう中で、まだ須ヶ崎あたり一帯から加草一帯、まだ住宅地がたくさんございますので、そういった住宅建設も推進しながら、あるいはまた第一次産業においても非常に野菜部会にしてもブロイラー部会にしても果樹部会にしても後継者が非常に門川はまれにみる多さでございます。 例えば、SAPという集団がございますが、日向、門川、入郷全域でSAP集団を組んでいるんですけれども、どの市町村も減少しているんですが、うちの市町村だけはSAP会員も伸びております。非常にIターン者の方も入ってきていますし、ことしもまた新たなるハウス建設に取り組む青年もまた門川町のほうに居住して準備をいたしております。そういう中で、私は両面からそうした振興を図っていかなければならないと思っております。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) わかりました。次に、まちづくり研究会とかいうのを設置されまして、それぞれいろんな勉強をされておると思うんですが、私の提案として、先進地、いわゆる高速道は通っているところの先進地に行ってどういう、高速が抜けたことによってどういう問題があってどういうメリットがあるのか、このあたりをやはり役場の職員のほうでいろいろ出張されて、そしていろんな知見をこう門川町のものにして展開をしていったらいいんじゃないかと思うんですが、そのあたりをもっと多くやるという、そういうお考えはないでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 昨年の11月ごろ、このまちづくり研究会は十四、五人のうちの若手メンバーがいるんです。昨年の11月、彼らが2班に分かれて、片一方はこっち片方はこっちという具合でそうした先進地をまちづくりの優れたところを、先進地を視察をいたしまして、今度は2日目には合流をして、またそこの人たちと意見交換をしながら昨年11月はやったところであります。 そういう中から、彼たちはそれなりの視察研修をしたり、あるいはまたある人たちを、まちづくりを携わる人たちを呼んで講演会活動をやっているようでありますので、これからもまたそういう議員御指摘のようなことも進めていきたいと思っております。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) いろいろやっておられるということで安心しました。 あと最後に、町のホームページ、これはいつでも読めるんですよね。夜中だろうが朝方だろうが。これもうちょっと充実してもらって、そして門川町のいわゆるPR、これを数多く発信していただくと、もっと門川を知る機会が出てくるんじゃないかというふうに考えております。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  以上で岩佐祐一君の質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  質問第7、教育行政について、質問第8、循環型社会実現に向けて、11番、神﨑千香子君の登壇を求めます。 ◆議員(神﨑千香子君) 11番。通告に従いまして質問させてもらいます。 まず教育行政についてですが、昨年11月27日、学校図書館支援員と町立図書館との引き継ぎがなされてなく、引き継ぎ、紹介もされてなく、教育総務課で確認しましたら、学校図書館支援員派遣事業要綱第11条で定められている月ごとの門川町図書館支援員派遣状況報告書がないことをその場で確認しました。そのときに教育長におかれましては、確認しますとのことでしたが、この2点についての教育長の見解をお尋ねいたします。 2番目に、各学校図書館の効率的運営と充実、平準化のために町立図書館に学校図書館支援室を設置し、学校図書館支援員を配置すべきではないかと考えますが所見をお尋ねいたします。 次に、循環型社会実現に向けて、1番目に、環境基本計画の進捗状況と今後のスケジュールをお尋ねいたします。 2番目に、生ごみ減量、再資源化に向けて家庭用生ごみ機の購入に際して補助をして、生ごみのコンポスト化の促進を図る必要があるのではないかと私は思います。 3番目に、現在、地区や個人で畑などを借りて野菜などをつくっている様子は町内で見受けられますが、これからは、町民間の交流の場、町内資源の活用として市民農園としてこの活動を政策化して広げる必要があるのではないかと考えます。 以上町長の所見をお尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) 答弁させていただきます。循環型社会の実現に向けての御質問でございます。 まず、環境基本計画の進捗状況と今後のスケジュールについての御質問でございますが、環境基本計画とは、環境の保全に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るために次の基本方針により定めるものであります。 まず1つ目が、町民の健康が保護され、及び生活環境が保全され、並びに自然環境が適正に保全されるよう、大気、水、土壌等のその他の環境の自然的構成の要素が良好な状態に保持されること。 2つ目に、生態系の多様性の確保、野生生物の種の保存そのほかの生物の多様性の確保が図られるとともに、森林、農地、水辺地等の多様な自然環境がその地域の特性に応じた自然的社会的条件に応じて体系的に保全されていること。 3つ目に、人と自然との豊かなふれ合いを確保するため、緑の創造、良好な景観の形成及び歴史的文化遺産が保全されること。 4つ目に、廃棄物の減量及び適正処理を進め、資源の循環的な利活用を促進するとともに、エネルギーの有効な活用が図られること。 5つ目に、地球温暖化の防止など地球環境保全に貢献できること。 6つ目に、その他環境への負荷の低減が図られること。 以上の基本方針をもとに、第1回の環境審議会を昨年の11月28日に開催をし、環境基本計画の素案についての諮問を行ったところであります。 また、1月から2月にかけて、関係各課において素案の見直しを行ったところであります。その結果をもとに、3月中に第2回目の環境審議会を行い、町長に答申してもらい、その後に公表いたします。 次に、生ごみ減量化、再資源化に向けて家庭用生ごみ機の購入に補助して生ごみのコンポスト化の促進を図る必要があるのではないかとの御質問でありますが、本町では、家庭から排出される生ごみは日向東臼杵南部広域連合で焼却処分されております。生ごみのコンポスト化、堆肥化につきましては、燃えるごみの減量化、地球温暖化物資である二酸化炭素の発生抑制、化石燃料の消費抑制など循環型社会の仕組みづくりにとって有効な手段の一つであると考えております。 生ごみをコンポスト化する手段としましては、段ボールを利用したものやコンポスト、密閉式容器、電動式などがあり、投入する生ごみの種類、利用形態などにより選択することになります。 本町といたしましては、平成24年度に日向東臼杵南部広域連合と財団法人地方自治研究機構が取りまとめました「バイオマス資源有効利活用とごみ減量化に向けたごみ収集方法に関する調査研究」において、短中期的に、日向東臼杵南部広域連合との構成団体である1市2町2村のごみの収集の統一化が図られることとなっております。 それによって、バイオマス資源である生ごみの分別、収集方法も統一化される見込みでありますので、家庭用生ごみ機の購入の補助については、それらの動向を見ながら、今後検討していきたいと考えております。 次に、「市民農園について」の御質問でございますが、確かに近年、都市部では市民農園が少しずつ広がっているようです。また、市民農園では農作物を栽培することで自然との関係や命の大切さを学んだり、住民とのふれあい、交流など利点は多いと思います。 市民農園を大別すると、法律によるもの及び法律によらないもの、法律によるものには2つありますが、計3つのタイプに分かれまして、法律による市民農園整備促進法と特定農地貸付法、そして法律によらない農園利用方式のタイプがありまして、諸条件が課せられています。 御質問の市民農園としての活動になりますと、都道府県知事による市民農園整備基本方針に基づき、市町村が市民農園区域を設定しなければなりません。そして、市民農園開設者が整備運営計画を作成をし、提出されました計画を市町村が認定することになります。仮に市民農園を行政が行うとなると、地目が農地であれば農地法の問題、附帯施設としての農機具の収納倉庫、トイレ等の設置などなど、それから作業中のけがや専業農家、野菜農家に与える病害虫への影響、対策など、そしてそれらを支援する管理者と、その経費に対するさまざまないろんな問題をクリアしなければならなくなりますので、行政主体で行うべきかどうか、今後の検討課題だと思っております。 法律によらない農園利用方式のタイプの例でありますが、庵川東地区の農業者で、組織されています集落営農組合では、棚田を利用し、平成22年度からMY米チャレンジin門川という米づくり体験を募集しており、農業者が仕事の合間を見て、一般参加者10名に営利目的以外で庵川東地区にて米づくりを教える体験活動を行っております。また平成24年度には、同じ庵川東地区において、MY畑チャレンジで約30アールの土地で、一般参加者でトウモロコシ、タマネギ等の作付を追加した体験活動も行われております。 町内においてもこのような取り組みも行われていることであり、地区住民、NPO法人等と連携を取りながら取り組みやすい方法で行うことも一つの手法ではないかと思います。 以上です。 教育行政については、教育長が答弁をいたします。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 教育長です。御答弁申し上げます。 学校図書支援員についての御質問ですが、図書支援員の引き継ぎにつきましては、前年度の支援員がやめられていましたので、文書で作業の引き継ぎ等は行っております。議員の言われます町立図書館との連携については、新しい図書支援員が作業の内容になれてから行うようにしていたもので、その後、担当者が支援員を伴って町立図書館に伺い、館長等と協議を行っております。 また、お尋ねの状況報告書については、日々の報告書は提出されていましたが、月ごとの状況報告書は未提出であったため、提出するよう指導いたしまして、現在は報告がなされているところです。 次に、町立図書館に学校図書館支援室を設置し、学校図書館支援員を配置すべきではないかとの御質問です。 昨年9月の議会において、議員からの質問で、来年度からの考え方について御答弁申し上げましたことと繰り返しになる部分もありますが、学校図書館の運営は、各学校の実情にあわせて図書主任の考え方や教職員の協力のもとに学校長が責任をもって運営していただきたいと考えております。 もちろん、町立図書館との連携については、重要であると認識をしております。町立図書館には学校と違って専門の司書がいますので、図書についての広い知識や経験を生かして専門ではない教職員の支援をしていくことが今後の学校の読書指導の充実につながっていくものと思っております。これからも学校における図書館教育にかかわることについては、現在、各学校に配置されている司書教諭、あるいは図書主任がその役割を担い、図書のラベル張りやカバー修繕、新書の電算システム登録など本の管理や整理にかかわることについては、当面、引き続き図書支援員の活用を図ってまいりたいと考えています。 なお、図書支援員の用務としては、学校図書館の図書環境の充実と整備を図りながら、図書整理の技法等を教職員や学校関係者に伝授することと捉えております。 これからの学校図書館においては、学校が実情に応じて図書支援員を活用し、地域のボランティアやPTAによる支援をお願いしたり、児童生徒による委員会活動を活発にするなどして、その充実を図っていく必要があるだろうと考えています。 現在の状況ですが、学校によっては、PTAが中心となり図書部を創設して、支援できることはやろうという雰囲気が出てきたように感じておりますので、学校支援地域本部事業、これは地域ぐるみで学校運営を支援する取り組みの一つですが、その事業展開を図る中で、今後、図書ボランティアの育成ができればと考えているところです。鋭意努力していきたいと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) まず、教育委員会、教育行政から先に質問しましたので、再質問は教育行政から始めたいと思います。 私は、9月議会で、引き継ぎはなされていないんじゃないか、公共図書館との照会していないんじゃないかという指摘をさせてもらいました。そして、図書館支援員の仕事が、文書で要綱と支援計画をつくってましたよね。だけどそれは、かなり大雑把なもので、その中身はね。要するに教職員に図書の、教える仕方を、図書支援の人に教えるとかそういうことなんですけれど、この図書館支援計画は。そのときに、なぜ、これが大事なのかと、図書館基本計画と図書の要綱がって、私は説明させてもらったつもりなんですけど、十分検討させてもらいますということだったんですよ。まあ、これからまた、異動の時期になりますけど、前年度まで23年度まで2人体制で、8時間体制で学校図書館回っていたわけですよ。それが24年度は、4時間で1人体制、しかも6月からの予定が見つからないで、7月からになっているんですよね。当然それまでやってた公共図書館に早目に仕事の引き継ぎして、これまでやってたことを聞いて、新たな人が仕事を覚えるのは、私は仕事の常識だと思ったんで言ったんですけど、公共図書館とのその仕事の引き継ぎとか、それと図書館、まあ要綱、11条ですかね、月ごとの、これが出たのはいつですか。お尋ねいたします。それを教育長が確認して、そして今、完全に出ているということだったですね。それを書いてもらったのはいつですか、それが出たのは。それをお尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 月ごとのは、まとめて私のところには起案という形で上がってきましたので、それを見たのが2月の中旬ぐらい、もうちょっと後でしたでしょうか期日は覚えておりませんが、そろいましたと言って、全部全学校分、全て校長の所見も印鑑もついているところを見て、全部読ませていただいたというとこです。私、具体的なことで何月何日というのが必要であれば、お時間いただいて調べてきたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) これ、大事なことなんですよね。月ごとの7月から。これ要綱読み上げましょうか。学校図書館支援員派遣事項要綱です。ちなみに要綱っていうのの定義を、私も調べてみました。物事の根本となる必要な事項、その重要事項をまとめたものなんですよ。職員がですね、仕事の根本となるものなんですね、職員の、公務員の要綱というのは。 それの11条が、支援員は児童生徒の読書活動の推進や図書環境の充実と整備の状況を、1月ごとに門川町学校図書館支援員派遣状況報告書(様式第5号)により校長を経由して教育委員会に報告しなければならないってあるんですよね、11条。 それが何カ月分、これ、まとめて今、報告受けたということなんですけど、何月から何月まで受けましたか。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 最初に勤めていただいた月から2月分まででございます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) 2月分というと、きょうは3月5日ですね、するとこの4、5日のうちに、教育長はまとめて読まれたわけですよね。結局、その要綱を今もらったということなんですけど、それがいつなのか。それは今、返事ができないんですか。読まれたんでしょう。教育課長と相談して思い出してください。この何日かの問題です。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 先ほど訂正させていただきます。1月分までだったということでした。これが何日だったとかということについては、記憶が確かではないんですが、そんなに遠くではなかったんですが。先週か先々週、そのぐらいでしょうか。大変申しわけありません。期日、何月何日までとは記憶をしておりません。 ○議長(安田茂明君)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(木代佳美君) 教育総務課長。補足説明させていただきます。 一遍にと言いますのは、一遍に1枚にという意味じゃなくて、要するに7月分は7月分の報告、8月分は8月分の報告、9月は9月分の報告ということでございます。 教育長に見せたのは、それが1月分、全部そろったものですから、決裁をとってこういうことですと報告で見せたということです。だからそれまでに、議員がちょうど来られたのが11月だと思いますが、あの後にすぐに、支援員さんに言うてですね、そして出してもらうように、書いてもらうようにしました。ただし本人が書く欄と、様式ですけども、下のほうに学校長がそれに対しての意見を述べる欄があります。それは、1人で6校回っておりますので、6校の校長全部が書いていきますので、そういうのが全部そろったのが、1月までが全部そろった時点で教育長に見ていただいたということで御報告させていただきます。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) なぜこんな、私が小さなことをくどくど言うかと申しますとね、常識的に、要するに支援員が仕事を始めて7カ月分を結局支援員の人は一遍に書かなくちゃいけなかったわけですよね。そこは確認いたします。 ○議長(安田茂明君)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(木代佳美君) 議員の言われることはわかります。ただ、本人が、やっぱり初めて勤められて、先ほどの図書館との協議も11月に来られたときにはお話ししましたけども、ある程度仕事になれてからでないと、図書館と協議しても要するに意味がわからなければ何も進まないということで、なれたときにやりましょうということで、一番最初に話をしてそういうことは進めております。 それから、状況報告についても、先ほど答弁ありましたように、毎日の、日々の報告書はいただいております。それについては担当者が目を通しておりますので、どういう仕事をしているかというのは理解しているつもりです。ただ、今言われるように、そのときも月ごとの状況を書くという話はしたんですけれども、やはりまあなれてないのと、忙しさでおくれてきたのは確かでありますので、議員が御指摘されたときには改めてもう一回出してくださいよということで、お願いして出していただいたところです。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) あのね、ごまかしのような答弁にしか聞こえないんですよね。いいですか、7、8、9、10、11月分をですよね、まとめて書いているわけですよ、図書館支援員は。頭を抱えていたんですよ。もう忘れてしまったって、そのときのことは、日々はしちょるけどですね。1月ごとに教育委員会が、きちっとこの要綱を、もし7月の段階で見てたら、そのときに言えたはずなんですよ。まとめて11月分とか出してくれとか言わなくてですね。 そして、その1月ごとの状況によって、8月の仕事が見えてきて、9月の仕事が見えてきて、きちっと学校図書館の計画案がつくられるわけなんですね。それが日々の日誌だけでですね、2月に出て、そして今度は、今年度は350万円ぐらい、緊急雇用で学校図書館が出てますよね。それは本当にいいことなんですけど、仕事の計画案が今ごろ出て、次に引き継ぐときにできますか。 それと、ひと月ごとにきちっと書類を確認をしてするっていうのは、これ、仕事の段取りのイロハはのイですよ。教育長。 教育長いいですか。教育長の職務を読ませていただきます。教育長は教育委員会の指揮監督のもとに教育委員会の権限の属する全ての事務をつかさどる。 9月に、私は御指摘させてもらったんですよ。図書館支援員がなれてからとか言いますけど、図書館計画の中には、図書館支援員が図書館司書を持った人に指導をするっていうふうに書いてあるんですよ。経験豊富な人を雇っているわけですよ。それが11月何日だったんですかね、学校図書館に照会したのは。そこだけ確認いたします。 ○議長(安田茂明君)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(木代佳美君) 11月28日でございます。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) わかりました。11月28日ですね。 その間、7、8、9、10、11。公共図書館がどんな仕事をしてきたかもわからなくて、図書館支援員は1人で困ってたんですよね本当に。そういうことでいいですか、教育長。確認しますが、私が9月に指摘したときに、教育長はどのような指導を職員にしたんですか。十分に検討させてもらいますということだったんですよ。それから10、11月の末なんですよね。もうそこ辺はちょっと私にはわからないんですよね。お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 学校図書館につきましては、学校長がリーダーシップをとって、自分の学校の図書館をどのように運営させていくか、学校教育にどのように活用していくかっていうふうにしていくものだというふうに基本的に認識をしておるわけです。 21年度から3年間、読書の杜事業で町立図書館のほうにお願いをしてということになりましょうか。学校図書館のサービス部門といいますか、活用しやすいようにするために、本当に十分やっていただきました。ある程度、整ったと。で、緊急雇用が切れましたのでなくなると、巡回司書がですね。これでは学校がなかなか自分たちではやって行きづらいので、あと1年間だけでも何とかっていう形で、今回の支援員をお願いをしたところなんです。 したがいまして基本的な考えとしましては、私は、学校の校長たちにこの支援員を十分に活用するように、現状に応じてですね。そういう指導を、校長会でしております。したがいまして学校長がその支援員をどのように活用をするかということに、そこにかかっているんではないかと思います。直接的に私が支援員の方を呼んで直接指導はいたしておりません。 以上でございます。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) 直接、支援員を指導していないとかいうんですが、教育委員会の職員に対してどう指導したんですか。それを私は聞いてんですよ。9月時点で要綱ができてますと、教育長は要綱もちゃんと確認してますよね。 ◎教育長(新原とも子君) はい。 ◆議員(神﨑千香子君) それから11月──ちょっと真剣に聞いてくださいね。 ◎教育長(新原とも子君) 聞いてます。 ◆議員(神﨑千香子君) 大事な、これはね、教育長あなたの仕事ですよ。 指摘して私は係長、課長とも話しました。その上で11月27日に教育長のとこに会いにいったんですよ。9月時点ですね。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) お見えになってすぐに確認をさせていただきました。もちろん、課長を通してですけども担当者にも確認し、先ほど課長が述べたとおり、まだやるべきことについてはやるようにきちんと指示をして、その後、担当者は一生懸命やって現段階に至っております。 私が教育委員会の事務局に対して指導を怠っているというようなことは自分ではないと思っております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) 教育長の見解はわかりました。ちょっとずれてるごとあるんですけどね。 私が9月時点で、ちゃんと公共図書館に連れていってください。引き継ぎしてくださいと私は言ったんですよ。9月から約2カ月の間、教育長はどのように。9月からですよ。この2カ月間、この臨時の支援員の人、一人で、本当に現場でどうしていいか、仕事してるんですよ。それを私は9月で指摘させていただいたんですよね。一番末端で770円ぐらいで、交通費もかからないで頑張っている末端の職員に対して、もうちょっとフォローすべきじゃないかという意味で、私は言わせてもらったんですけど、この2カ月間の間に教育長はどう動いたですか、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 先ほども申したとおりです。事務局のほうでその方との相談をしたり、その方の日程等もありましたので、すぐすぐにということはできなかったんだろうと思います。で、先ほど申し上げました11月28日にそれが実現したということでございます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) まあ、わかりました。(「ちょっと休憩に」と呼ぶ者あり)いいです。(「質疑が佳境なんですけど、時間が時間的に、教育長も思い出すことが、確実でない部分があったりするかと思いますけど」と呼ぶ者あり)いいです。私は休憩は要らないです。どうですか、そっちは。 ○議長(安田茂明君)  教育長はどうですか。休憩が要りますか。 ◎教育長(新原とも子君) はい。ちょっと ○議長(安田茂明君)  休憩とらなくても結構ですか。 ◎教育長(新原とも子君) いえ  (「議長、そういう判断を執行部に聞かないでください」と呼ぶ者あり) ○議長(安田茂明君)  わかりました。 11番議員が続けるということでございますので、続けさせてもらいます。11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) まず第一点は、教育委員会教育長の方針は、7月に雇ってから11月、仕事がなれるまで11月28日、8、9、10、11、半年間は引き継ぎは必要ない、今までの仕事をしていた公共図書館、引き継ぎは必要ないということですね、今の答弁はですね。 そして9月からですね、9月に私は指摘したんですけど、すぐすぐ私は動いてくれるかなと思ったんですよ。これは常識的な仕事の問題だからですね。やっぱり大切な問題だと思ったから。だけど、今の教育長の答弁では、11月28日でいいっていう答弁ですか。お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(木代佳美君) 私のほうでお答えします。 私がそういう話は全部受けて、私が職員にも指示をしてやらせてます。その都度その都度、教育長に1から10までは説明はしてないんですよ。だから全体的な流れで重要なところは話をしますけれども、それを伺ったときに先ほど言いましたように、職員には支援員さんと話をして一番最初言ったように、もうそろそろ仕事がなれてきたっちゃないとという話をして、もうそろそろ協議に連れていったらということで協議させてます。で、2カ月たってからといいますけれども、相手の方もおられますので、相手の方がもうこのあたりが都合がいいという日にち、先ほどの28日になりますかね、そこで、行って話をしたということでございますので御理解いただきたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) その前に一回連れていきましょう、しましょうということで行っているんですね、公立図書館に。私が支援員の人から聞いた。で、その日は公立図書館休みだったということなんですよ。なれてからとかそういう話はひとっつも聞いていないんですよね。常識的に物事を判断してもらいたいんですよ。で、私は、9月議会で教育長に引き継ぎの問題を一応指摘したんですよ。教育長、あなたに指摘したんですよね。それからあなたはどうしましたかを聞いているんですよ。十分検討してまいりますということだったんで、それからどう動いたかを聞いてんですよ。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 先ほども言いましたように、具体的には支援員を呼んでどうこうというのはしておりませんが、担当課長がおりますので、担当課長と話をして適切に動いてくれるようにという形でやっております。 以上でございます。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) わかりました。 普通、月ごとのですね、要綱は、教育長、6カ月もまとめて書いてですね、普通の人の働いている記憶がきちんとなると思いますか。常識的にひと月ごとに出して、教育委員会がきちっと確認する、これは最低限の事務レベルの仕事じゃないですか。お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(木代佳美君) 議員の言われるように、少し甘えていた面もあるかと思います。まあその支援員さんの経歴を見ますと、学校図書で長年勤められてきた方でございましたので、そのあたりはわかっているのかなというのと、ある程度任せたという面もあるかと思います。ですから今にして思えばですけれども、やっぱり厳しく指導して、毎月出させるべきだったのかなと思っておりますけれども、まあ過ぎたことでございますけれども、気づいた時点で出すようにという指示で。 それもその1月にばっと全部を書いたというわけじゃなくて、長くかかったと言われるのは、まあ議員が言われるとおりに、11月から書き始めても、なかなか思い出せなくて長く延びたのかなというふうには思っておりますけれども、そういうことで御理解いただきたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) 11月から書き始めたということで、厳しくとかじゃなくってですね。教育委員会が、教育長、きちっと毎月印鑑を押さないかんはずですよ。これはきちっと目を通して、そうしないと、雇ってるんですよ、職員を、教育委員会が。もうちょっと、公務員の事務レベルの問題なんですよ、これは。最も基礎となる要綱なんですよ、仕事の。もうこれでやめますがね。5カ月分もまとめてですね、教育委員会が1カ月1カ月把握しなくちゃいけない問題なんですよ。支援員のせいにするべきじゃないんですよ、こういうことは。あなた方がつくってきちんと校長を経由して教育委員会が認め印を押す、そして教育長がどういう仕事をしているのか、予算要求のときにやっぱりある程度、学校図書館の状況を知っちょかないかんとですよ、教育長。わかってるんですか。そこ辺で、どうも他人事のような気がすっとですよ、教育長の答弁は。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 学校図書館の充実に関しては真剣に考えております。他人事とは考えておりません。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) いいですか、要綱の問題はこれで終わります。5カ月分まとめて書いたということで。あり得ないことですよね、普通。事務的なことを考えたら。 それともう一つは、学校図書館のことは、まあ、各学校の校長先生が、ある程度責任持って運営するっていう教育委員会の考えですがね。9月議会で教育長も言われたように、各学校が、図書館司書教諭の状況でばらばらなんですよね。学校図書館に対する姿勢が。図書館支援員の方と、教育委員会が話し合っていたらわかるはずなんですよ。まだまともに会ったことがない。きちんとコミュニケーションがとれてない小学校もあるんですよ。そういう状況でですね、図書館の運営はまあ第一義的に、学校校長の責任かもしれませんけどですね。やっぱり、図書館行政、学校図書館は、子供が育つ一番大事なとこなんですよ。それが各学校ばらばらな状況で、校長先生任せでいいんですか。教育長、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 学校図書館の運営を校長がリーダーシップとってやるようにということで、文科省のほうからそういうふうに、文部科学省のほうから来ておりますので、それはもう、それに当然として従っているところですが、学校の校長任せにしていて何もしないっていうわけではないんです。校長先生方にお話して、標準冊数がそろってますかとか、図書館のボランティア等の要請をしていただいて、司書が回ってこないときには、ボランティアでできるような形が整っていますかとかっていうような形で指導をしておるところですので、御理解を賜りたいなというふうに思います。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) 私がなぜあえてこういうことを言うかと申しますと、まあ3年後ぐらいにと9月議会でおっしゃいましたかね。学校図書をやっぱりボランティアにお願いしたいということなんですよね。私は、それは学校現場をですね、学校図書館の仕事をボランティアにお願いしたいというのは非常に無責任じゃないかなと思うんですよ。各学校の図書館の状況を見てみたらわかると思うんですね。草川小学校は専科の先生ですよね、担任を持ってないですよね、長いですよね。だから本の整理からかなり熱心で、担任を持ってなくって、かなり時間を割いてできる部分があります。門川小学校は、確かにボランティアの人たちが熱心な人たちもおります。読み聞かせも図書部に昇格させて、各委員会が朝、1週間に1回とかですかね、みんなで読み聞かせをしたりしております。それでも、その熱心な門川小学校でさえ、一人二人ですよ、本のカバーを整理したりするのは、ボランティアの中でも。大変な作業なんですよ、教育長。そこ辺をやっぱり教育員会が、もうちょっと図書館支援員の方とコミュニケーションとっとればわかるはずなんですよ。 五十鈴小学校では、なかなか学校図書館支援員の方が、学校司書の方が低学年の担任でなかなか会えないって、それはまあ教育長も認めたですね。9月議会で、やっぱり図書教諭は忙しいって、担任を持っていますのでね。やっぱり本業をおろそかにすることはできないのでですね。やっぱり各学校がばらばらなんですよね。校長先生たちも本当に一生懸命してます。しかし、本の整理から何からまで、それは、ある程度教育委員会がちゃんと各学校を調査して、みんな平等に学校図書館の恩恵、そしてやっぱり読む力、考える力を、子供たちに平等に与えることが私は教育委員会の仕事じゃないかなと思うんですよ。だからこそ、まあ今回も何か、学校図書館の仕事は公共図書館に委託するということなんですけど、1年1年ころんころんころんころん変わってですよね、学校図書司書の仕事の継続性、そういうものがどうなるのかと思ったんですね。それと平準化、各学校の。学校図書館が子供たちに与える影響を考えると、もうちょっとやっぱり教育委員会は、学校現場を知ってコミュニケーションとる必要があるんじゃないんですか。 まあ、この公共図書館に支援室を設けたらどうかという問題は、もうちょっと、私もこの問題は、あと、まあ今回は質問しませんが、後に宿題として残すことにしますが、そこ辺、学校現場のコミュニケーションとって、もうちょっと各学校が同じような状況になるように、まずはすべきじゃないんですか。教育長、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 学校の図書館関係にボランティアを持ってくるのも無責任ではないかという御発言もあったんですが、これも文科省のほうからですね、ちょっと読み上げますと、学校図書館の運営活用については校長のリーダーシップのもと司書教諭が中心となり、全ての教員、学校図書館担当職員、これはいわゆる司書の、うちでいえば支援員ですが、支援員やボランティアの協力体制を整えるよう各学校に指導することというふうにきておるところです。 ですから、これがきてるからどうということではないんですが、現状として、司書の方を各学校6校に1名ずつ配置できればそれが理想なんでしょうけど、厳しいので、まあ図書の本がばらばらになっているのを並べたりですとか、本の修理をしたりというようなことについては、少し指導をしていただいて、地域の方々に、そういう方がしてやるよという方がおられたら、ボランティアを活用していく方向でいかないと、長い目で見ましたときに、財源に頼らない方法も考えていかなきゃいけないという思いがございますので、それとともに、地域の方々に学校に入っていただくことによって、大人と子供の接する機会を設けたいというその思いもございますので、ボランティアについては活用を図っていくことはやっていきたいというふうに思っているところです。 それから、21年度から23年度に、緊急雇用で3年間やって、ことしはまた1年やって、また来年度はまた緊急雇用関係で考えなければと思っているところですが、ばらんばらんになるというふうにおっしゃいますけども、できるだけ学校の図書館のために図書の支援員を確保したいという思いで努力をしているところです。その形が、どんなふうになるか、まあ時の流れによって変わることもありますけども、学校図書館を充実させたいという思いは持っておるところです。 それから、平準化のことも議員言われましたけれども、各学校が同じように平等にっていう、まあなかなかそういうふうにいかないかもしれませんが、余り差が出ないようにはしたいと思っているとこです。 標準冊数等につきましても、学校によって少し違いがございますので、子供たちの学習に支障がないようにしないといけないという思いは持っているところです。今後とも学校図書館の充実に向けては努力をしてまいりたいと思いますのでどうぞ御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。
    ◆議員(神﨑千香子君) 最後に、もうちょっと教育委員会が、担当の職員も含めてやっぱり一丸となって、学校現場で働いている人と、もっとコミュニケーションとることが私は必要じゃないかなと思います。一応それを申し添えて、私の質問、今回は終わりといたします。 環境問題に移りますが、コンポストに補助することはですね、何て言うか、広域連合で統一化をするっていうことで、それを待って状況を見る、そこら辺まで状況を見ておくっていうことですか、町長。そういう姿勢だということでいいですか、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 答弁をいたします前に、一般質問は、年4回定例会でしかできない議員のひのき舞台であります。ですから我々も真剣に質問者の質問に対して、真剣に聞いていないとかそういうことは決してございません。まして、他人事で答弁したりするようなことも決してございませんので御理解をいただきたいと思います。 答弁しましたように、広域連合と地方自治研究機構が取りまとめましたごみ収集方法に関する調査研究の中で、一市二町二村のごみ収集の統一化が図られることとなっておりますので、そういう統一化されることであるから、家庭用生ごみ機の購入の補助についても、それらの動向を見ながら検討をしていきたいと答弁した思いでございます。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) それらの動向を見てたらですね、多分、統一化の目標は3年後だったですよね。私がなぜ、あえて今、こういう生ごみのコンポスト化の補助をするって出したかと申しますと、これ、町長も申しましたように、24年度は広域連合はごみについて調査しましたですね。それが生ごみリサイクル状況については、市町村が、例えば家庭用生ごみコンポスト化ですね、それでしている分は、日向市が4,678──これは8トンになるんですかね。8グラムですね、4キロですね。4,678グラムですね。そして美郷町が276、諸塚村が50、椎葉村が1,224、門川町はゼロなんですよね、生ごみの。そういう状況の中で、やはり統一化に向けてですね、やっぱり状況を見ようっていう姿勢ではなく、機運をきちんとやっぱり、いよいよ生ごみを統一化するということになったら、かなりの町民の皆さんに負担をかけたり、コストもかかります。私たちも視察で行きましたが、かなりのコストが、やっぱりまたこれからかかるようになります。その前に、土に還元できるものは土に還元する。やっぱりコンポストを貸与して、なるだけ住民一人一人が意識づくように、あえて今この時期に、門川町はゼロなんですけど、まあそういう状況じゃなくってですね、構成市町村の中で、やっぱり門川町もきちっと取り組んでますよって、町民に対して啓蒙も含めて、そして生ごみがなくなるとやっぱりごみの軽減化につながります。そういう意味で、私は提案したんですけど、どうですか、町長。お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 我が家でも七、八カ月前から、井戸端に段ボールがあるんです。何かこれはと聞きましたら、まちづくりプレーヤー事業の中で、生ごみの段ポールコンポストですか、その中で、その中に、うち、生ごみずっと入れてるんですわ。もう1カ月ぐらい前に見ましたら、それが肥料化されているんですよね。で、田んぼの中に入れたような状態でありますけども、本町も、そうした事業の中で、プレーヤー事業等々の中で、そうした啓蒙啓発を図っているつもりでございますので、これからも、そうした事業を持続しながら町民に啓発をしていきたいと思っております。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) じゃあ、その段ボールコンポストは私も知っております。一応私も使用したことがあるんですけど、竹くずのほうが合っているのかなあと思ったんですけどね。それぞれの使い勝手がいろいろあるなと思うんですけど。それならそれで、今プレーヤー事業で何年間か段ボールを取り組んでいますよ。 もしコンポストに補助金を対応しないというのだったら、段ボールをきちんと、もうちょっと環境課とタイアップして広げる仕組みをつくっていくとか、今年度はそういうことが必要じゃないかなと私は思うんですよ。なぜかというと、これも去年の調査結果なんですけど、門川町は耕作地の堆肥の使用料が1,634トン、そして耕作地がまだ空いているんですよね、1,545、結構、畑がまだ堆肥を入れれば、入れる畑があるということなんですよ。 それが循環型で、今後の統一化に向けて町民の機運を高める、そういうことになるんじゃないかなあと思うんですよ。段ボールを広げてもいいし、私は堆肥化と言ったんですけど、どっちか新たな生ごみに対する取り組みをしていく必要があるんじゃないかなと思うんですけど、町長、どうですか。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。まちづくりプレーヤー事業は3年間の中の事業であります。しかし、その団体が、また申請があったり、それが必要であれば、また向こう2年間延長することができますので、多分、ことしで切れると思いますので、またその団体の方々と相談をしながら、そういうことでも進めていきたいと思っております。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) じゃ、段ボールはあと2年間ぐらいは、また延長するんじゃないかということで、ぜひとも環境課と水道環境課とタイアップして、なんでかと言うとプレーヤー事業は企画課なんですよね。やっぱりごみの問題は環境課なんですよ。まだまだこの町役場は縦割りのところがあるなあと感じるところがあるんですよね。もうちょっと循環型社会は、町が一丸となって取り組んでいかなきゃいけない問題だと思うんですよ。社会教育でも結構取り組んでおります。 そういうことで、環境課を中心に生ごみについてきちっと取り組むことが私は必要じゃないかなと思うんですよ。プレーヤー事業でやっています、じゃなくって、だから環境課はこういうふうに応援しますみたいなそういう体制を、町長、これからは取る必要があるんじゃないですか。お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。各課にまたがる事業も多々ありますので、これからも常に連携を取りながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) それから市民農園についてですが、数々クリアしなければならない市民農園については、法的な課題があるということですが、せっかく門川町は本当に市民農園とかやっている方が多いんです。そして今、庵川東でも米づくりとかやっているということなんですけど、それも含めて町がやっぱりある程度これからは、なかなか県が認定をして計画案を立てなければならないから大変だということなんですけど、その大変な計画案をこれからはやっぱりつくって、やっぱり町民がいろんなことをやっていることを、町の柱の政策化にしていくことが、これからの行政に求められることかなと私は考えますので、この市民農園の政策化は前向きな検討を今後もお願いしまして、私の一般質問の、(発言する者あり)答弁をするんならお願いします。 政策課題にするのかどうか、今後の宿題にしようと思ったんですけど、今答弁があるならお願いいたします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 携わってきましたので、答弁がしとうございました。 以前に5年間、小園地区で休耕田を利用いたしまして「楽しい野菜づくり講座」を開講しておりました。そのときの資料がこれでありますが、私もその中の20名ぐらいの町民の皆さんが野菜づくりをしていたんですが、5年間私もトラクターを持って行って、起こしてやったり、畝づくりをしてやったり、あるいはまた、栽培指導員の一人としてかかわらせていただきまして、その面白さ、楽しさを共有してきたつもりであります。 懐かしい資料ですが、見てみますと指導者に横井嘉次郎、安田修、SAP代表園田通夫と書いてありますが、そういう中でしてきたわけでありますけれども、先ほども答弁しましたように、行政がそうした町民農園を開講しますと、クリアしなければならない問題が多々ございますので、これからもそういうことに向けて取り組んでいきたいと思いますが、私も選挙公約の中に、そうした町民農園というのも示していましたので、どういう方法がいいか、いかなる方法がいいかこれからも担当課と十分相談をしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  以上で、神﨑千香子君の一般質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  ここでしばらく休憩します。午後2時35分休憩                              午後2時45分再開 ○議長(安田茂明君)  休憩前に引き続き、会議をします。 次は、質問第9、期日前投票宣誓書の町ホームページ掲載について、質問第10、投票所設置について、質問第11、備蓄倉庫及び備蓄品の配備状況について、3番、菊地稿治君の登壇を求めます。 ◆議員(菊地稿治君) 3番、菊地です。本日、最後の登壇者となりましたが、よろしくお願いいたします。 質問に入る前に一言申し上げます。初当選をさせていただいてから、はや2年の歳月がたちました。この間、町民の皆様方から暖かい励ましと力強い御支援をいただいておりますことに、改めて厚く御礼申し上げます。また、安田町長を初め、執行部の皆様方からも御理解と御指導を賜っておりますことに対しまして、衷心より感謝申し上げます。 そして、残すところ1カ月もなくなりましたが、今月末で退職されます町職員の皆様には、長い間町政発展のため御尽力いただきましたことについて、心から感謝申し上げます。大変に御苦労さまでございました。今後、健康には十分に注意され、さらなる御活躍を御期待申し上げます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず、1番目の質問です。期日前投票に関してお尋ねします。 平成15年12月施行の公職選挙法の一部改正により、期日前投票制度が創設されました。これにより、それまでの不在者投票制度が改められ、選挙期日前の投票手続きの簡素化が図られ投票しやすくなったことで利用者もふえております。 しかしながら、期日前投票の際には入場整理券を持参しても、本人確認のために宣誓書を書き込まなくてはなりません。高齢者や障がいを持つ方など投票所になれない方は、投票所独特の雰囲気に緊張し、宣誓書に書くのも時間がかかります。また、説明を受けなければならない場合もあります。人前で字を書くことに対し苦痛を感じる方もいらっしゃいます。 こういった方々の負担軽減のために、全国の多くの選挙管理委員会では宣誓書を入場整理券の裏側に印刷して送付するとか、入場整理券と一緒に宣誓書を郵送するとか、また選挙管理委員会のサイトから宣誓書をダウンロードできるところもあります。 これらの方法で、事前に本人が宣誓書を記入して、それを持参して期日前投票できるようにしております。市民の評価も高く、投票所での事務手数も軽減され、そして投票率アップに貢献しているとのことであります。 そこで、本町においても期日前投票の宣誓書を町のホームページに掲載し、これを有権者が印刷して事前に自宅で記入をし、投票所に持参できるようにしたらどうでしょうか、お伺いいたします。 次に、2番目の質問です。投票所の設営についてであります。 本町内の投票所は、学校の体育館や公民館等に設けられますが、高齢化でだんだん靴を履いたり脱いだりすることも、ひとりではなかなかできない人がふえてきています。また、入口に段差があり、障がいのある方や車椅子の方から入場に大変困っているとの声を聞きます。そこで、投票しやすい環境をつくるために次の2点についてお伺いいたします。 1点目、町内全ての投票所で土足のまま出入りできるようにシートを敷くなどして対応してはどうでしょうか。2点目に、投票所入口の段差を解消し、車椅子や高齢者の方が安全に使用できる仮設のスロープを設置してはどうでしょうか、お伺いします。 続いて、3番目の質問です。備蓄倉庫及び備蓄品の配備状況についてお尋ねします。 町長は、昨年の3月議会において、6番議員の防災対策の質問について「平成24年度において地域防災計画を見直し、備蓄倉庫建設や備蓄品等について検討・調査を行う」と答弁されておられますが、その後の進捗状況及び配備品の配備状況はどうなっているのでしょうか、お尋ねします。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) 町長。答弁いたします。 期日前投票を行う際に必要な宣誓書をホームページに掲載し、これを有権者が印刷して事前に記入し投票所に持参できるようにできないかという御質問でございますが、期日前投票を行う際に、提出いただきます宣誓書につきましては、現在、期日前投票所に来られた際に用紙を配布して記入いただいております。 県内の状況でございますが、宮崎県選挙管理委員会によりますと、平成23年度の調査で期日前投票宣誓書様式ダウンロードを宮崎市と都城市で実績があると伺っております。また、近隣では、昨年、平成24年3月に行われました日向市長選挙より日向市で導入されております。 導入のメリットとしては、期日前投票所で記入する時間が短縮されるなどの、選挙人の利便性向上が期待できます。また、宣誓書を御自宅で印刷、記入して来られた場合の対応として本人確認は従来どおり実施することになると思います。町といたしましても、選挙管理委員会と相談をしながら宣誓書様式ダウンロードについては、前向きに協力していきたいと考えております。 次に、町内全ての投票所において靴などの履物を履いたまま投票できるようにはできないかとの御質問でございますが、投票所は学校体育館、保育所、公民館等に設置しております。 現在、12カ所の投票所のうち平城保育所及び中尾公民館の2カ所につきましては、土足による入室を行っております。いずれも地区会長をはじめとする地域住民の要望により、養生シートによる土足入場を実施しているところです。 この2カ所の投票所につきましては、午後8時の投票時間終了後、午後9時から開始される開票作業に間に合うよう後片づけを行っておりますが、限られた人員の中で投票録作成、投票用紙残枚数確認、記載台など選挙資機材の撤収、開票所への移動、開票所での投票録等の検収等、時間的に非常に余裕のない作業となっております。 今後、新たな投票所でシートなどを敷設し土足利用とする場合は、雨天時に施設の床を汚さないための方策等も含め、まず施設管理者や通常施設を利用される方などの御理解をいただく必要があると考えております。その上で、投票開始時刻に間に合うような方策もあわせて検討する必要があると考えております。 次に、投票所の段差解消についての御質問でございますが、現在、投票所施設のスロープ以外に仮設のスロープを2カ所の投票所で設置しております。また、特に介助が必要とされる選挙人の方につきましては、事務従事者によるお手伝いをさせていただいております。今後も選挙管理委員会と相談をしながら、投票所の点検並びに投票環境の整備について協力していきたいと考えております。 次に、地域防災計画の進捗状況及び備蓄倉庫、備蓄品の配備状況についての御質問です。 まず、地域防災計画についてですが、本年2月に宮崎県津波浸水想定の公表がなされ、この津波浸水想定の設定を踏まえ、今後、宮崎県は被害想定を行い、宮崎県減災計画の作成、宮崎県地域防災計画の見直しを行っていくよう計画がなされております。 本町といたしましても、震災以降、情報伝達手段の整備や、より実践的な職員の配備態勢、一時避難場所の整備、関係機関との協定締結など順次整備を進めてきました。各種災害対応マニュアル等の作成も含め防災計画を作成しますが、宮崎県地域防災計画は上位計画でありますので、県の計画ができ次第本町の地域防災計画も早急に策定するように考えております。 次に、備蓄倉庫建設、備蓄品の配備状況についてでありますが、備蓄倉庫につきましては、ことし3月中に門川高校プール裏側と門川温泉「心の杜」東側駐車場に各1棟ずつ設置いたします。また、備蓄品につきましては、24年度に5,000食分のスティックパンを購入をし、飲料水6,000本、毛布145枚、マット100枚などを備蓄し配備しております。今後、年次計画において随時備蓄品の購入を行い、あわせて町民の皆様にも自助努力の一つとして、被災後3日間程度の非常食、非常持ち出し品等の備蓄につきましても啓発してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番、菊地です。御答弁いただきましたが、まず、投票所の件からまいりたいと思います。 投票率が年々下がってきておりまして、本町においても、その下がる率もだんだん大きくなってきております。その投票率がなぜ下がるかといいますと、結局、高齢化も一部の要因になっておると思うのであります。 その高齢の方たちからのお話を伺いますと、結局、我々にしてみれば20センチくらいの段差ならまだまだ、さほど苦にもならなくて出入りできたりとか、乗り降りができるんですけれども、現実的に、投票所で高齢者が困っている問題があるんですわというお話があって、入口で靴を脱いで、四つんばいになって、はい上がるようにして入場して、結局立ち上がるのにもなかなか時間がかかると、すっと立ち上がれないというようなお話を聞くのがよくあります。それでもって、「もう投票所には行きたくねえとよね」というお話をされておられる方もいらっしゃいます。 今、順序が逆になりましたけれども、投票所の土足で上がる問題です。それとスロープの問題。土足で上がる場合に、先ほど町長の答弁の中では、なかなか時間と手間との関係で、すんなりはいかないみたいな御答弁でございましたけれども、やはり基本的人権の一番の根本の部分だと思うんですね、投票権というのは。 その方たちの、一番の権利を行使する場においてそういう不便が生じると、また体が不自由とか高齢というようなことでもって差別が行われると、人権を差別するとかそういう意味ではなくて、そういう投票権に対しての差別が行われるということは、ちょっと問題かなと思っております。 一つは、この投票率を下げどめて、なおかつ上げていくのにやっぱり高齢者の方のウエートというのはかなり占めてくる部分があると思いますので、ここのところを投票率のアップに対しての取り組みについて、ちょっとお話を伺いたいと思いますがどうでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長(高橋栄一君) 総務課長です。選挙管理委員会の書記長という立場で答えます。 投票率が下がっているということで、そのアップの方法、手段ということの御質問であっただろうと思います。確かに昨年末の衆議院議員総選挙の門川町の投票率は57.67%でありました。前回、21年の衆議院選挙が72.58%ということに比べますと、10ポイント以上、約15ポイント下がっているというような状況があります。 投票率の低下は本町だけでなく全国的な傾向であるし、宮崎県内でも同様な傾向だと私は記憶をしております。投票率の低下が投票環境によるものなのか、選挙の魅力に欠けるものに起因するものか、いろんな方々の意見があると思いますが、まず選挙に魅力を感じてからこそ投票に行くんだと、魅力がなければわざわざ行く必要はないという選択肢をされる方もおるやに聞いております。 いろんな理由があるかと思いますが、いずれにしましても選挙管理委員会としては選挙に来ていただくというのが本来の業務でありますので、気軽に投票に来ていただくように環境整備をするというのが本来の目的だと思います。 そのために、先ほど町長が土足で可能な投票所2カ所、平城保育所と中尾公民館と申し上げました。これをふやすことにつきましては、時間、スタッフの度合い等でちょっと検討を要すると、一言で言えば非常に困難な部分もありますよと、開票時間もありますし、そういう回答だったと思います。 それをクリアするためには、私が個人的な見解ですけど、期日前投票というのが8時半から夜の8時まで毎晩できます。期日前投票の会場は土足でスロープもついておりますし、今回の選挙も私が見ておる限り、相当な高齢者の方が家族とともに夕方、それと土、日、家族とともに投票されておるようです。ということで、どうしても自分の投票所に行ってバリアフリーでないということで、投票に行きたくないと思われる方は、ぜひとも期日前投票という制度を利用していただきまして投票率アップ、棄権を防止していただきたいと、現段階では選挙管理委員会の書記長としてはそのように考えております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番。御答弁いただきました。その投票率、確かに高齢者だけがその要因ではなくて、やはり若者の政治に対しての魅力に欠ける政治離れという要因もあろうかと思います。 しかしながら、やはりだんだんと高齢の方がふえてくる社会にあって、投票環境を整えていくというのは非常に重要なことではないかと思っております。公職選挙法でもっても第15条の2項投票所はなるべく土足で出入りしうるよう設置するものとするということでありますよね。 ですので、例えば先ほど言われた人員的に非常に厳しいんだと、時間的にも無理なんだというお話ですけれども、例えば事前の準備であれば、シートを敷いたりとかする時間というのはそんなにかからないと思います。事前の準備であれば、これは職員でもできるんではないかと思うんです。 今、課長の御答弁でありましたように、事後の場合ですと確かに人員の要因もありましょうし、時間的な制限もあるでしょうから、例えばの話、その部分だけはその地域の例えばボランティアの方に片づけはしていただくとかいうふうな努力はされるべきではないかと思いますが。 その施設の管理者、例えば学校であれば校長先生になるんでしょうか、それとか公民館であれば公民館長さんが対象になるかと思いますけれども、これはしょっちゅうあるわけではありませんので、選挙が、事前に十分協議をさせていただいて、許可を得る努力はすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長(高橋栄一君) 書記長です。今言われた御意見、御提案につきましては、今後の検討課題ということで、選挙管理委員会もありますので委員の皆さんとも相談しながら、町長等とも相談をしながら、今後の研究課題ということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番。確かに今すぐ結論を出せと言うのは厳しいですかもしれませんですけれども、これはやはり高齢者の方や体の不自由な方に対して配慮をすることは重要なことだと思いますので、もうちょっとそういう方たちに対する配慮を優先していただいて、真剣に取り組んでいただいて、早急にこういう方向でやっていくような努力をしていただきたいと思います。また、この件に関しましては、再度、進捗状況について質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それと、順序が逆になりましたが、期日前投票の宣誓書のホームページ掲載ということで、まあ、どっちにしたって本人確認はせんにゃいかんのだというお話ですけれども、冒頭申しましたように、人前で字を書くのが本当に苦痛なんだという方とか、例えば投票所に行って、その前に行った段階でどんげしていいかわからない、職員の方からいろいろと聞かれてとかいろいろアドバイスを受けて書くのは書くんですけど、それが苦痛だというような方もいらっしゃいますので、本人を確認されるのはこれは当然かもしれませんけれども、自分のところで書いていって、聞かれて誰々ですよと言うのと、全然雰囲気が違うと思いますので、ホームページに投票用紙を記載するのに対して、何か問題というか障がいがありましょうか、お尋ねします。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長(高橋栄一君) 書記長です。最初の質問の期日前投票宣誓書のホームページ掲載につきましては、町長が答弁いたしましたように前向きに協力していきたいという答弁のとおりであります。選挙管理委員会の中でこの件が今後協議をされて、良と支障がないということになれば、早速対応できるというように理解しております。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番。確かに全国的にもインターネット等で調べてみますと、もう町村であってもホームページで掲載してダウンロードできるようにしているところは多々あります。中には投票用紙がその自治体によって違うと思いますけれども、発送の方法とか、裏面に記載してあるところもありますし、郵送で同封して送っているところもあるようでありますけれども、それはなかなか手間もかかるでしょうし、ホームページが一番手っ取り早いかなと思いましたので、その提案をさせていただきました。 この件に関しては、次回の参議院選挙も間近に迫っておりますけれども、何とかこれには間に合うように状況をしていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 続きまして、備蓄品の問題なんですけれども、確かに町長が、今御答弁いただきましたように2カ所倉庫を設置していただけたということでありますが、まあ、高さ的にも場所からすれば問題ないかなという思いであります。あと、これは暫時ふやしていっていただきたいと思います。 中の備蓄品のことなんですけれども、一つお尋ねします。例えば食糧、それとか水、毛布、マット等を今言われましたけれども、乳幼児等の例えばミルクとか哺乳瓶、それを煮沸する消毒器みたいな、そういうふうなものは備蓄されておるのでしょうか、お伺いします。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長(高橋栄一君) 総務課長です。備蓄品の中に乳幼児関連の用具があるのかという御質問だと思います。 私が現在手持ちの資料は、現在、消防が管理する備蓄品、それと日赤門川奉仕団が現在備蓄している町内の備蓄一覧を今手許に持っているんですが、乳幼児関係の言われるミルクとか哺乳瓶関係は、今のところないという状況です。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番。これは、やはり我々成人が、なおかつ健常者が被災した場合には、まあ、ある程度の辛抱はできますけれども、乳幼児とか高齢者の方が被災された場合は、非常に災害弱者と言われるようにハンディを負うわけであります。 特に、乳幼児に対するミルクとかそういったミルクを飲ませるための器具類に関して、備蓄が一切ないということであれば、やはり若いお母さんあたりに対しては非常に不安を覚えるものじゃないかと思います。ですので、これは早急に備蓄していただくべきではないかと思います。 もう一点聞かせていただきますが、その備蓄品の種類とか数量、それとかそれなんかを決める会議が多分なされていると思いますけれども、それに参加されていらっしゃいますメンバーは、どのような方が参加されているのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長(高橋栄一君) 総務課長です。最初の質問をちょっと聞き漏れましたが、災害備蓄品関係の会議がどのようなメンバーかということでありますが、私の知る限りの話となりますが、消防は消防の分野で必要な水、それと食糧としてのスティックパン、あとお椀等ですね。こういう緊急、即、必要な部分は消防のほうでそろえましょうと、それと日赤関係は、多分その後の避難所で必要な品物、毛布とかブルーシート、そういうものは日赤もしくは社会福祉協議会のほうで検討されているだろうと推察しますが、この備蓄品の品ぞろえの会議が、私が出席をしたことがありませんので、事務レベルでそういう協議をやっているかどうか定かではありませんが、私は出席したことがありませんので、もしあったとしたら事務レベルの担当者レベルの会議かなとは認識しております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番。ということは町そのものが主導しての防災会議みたいなものは、まだ設定していないというように、今御答弁いただきましたけれども、これはやはりてんでんばらばらに被害想定の例えば浸水域とか何とか、県が発表していること自体もコロコロ変わってきているわけなんですよね。 そのように、なかなか防災計画自体も追いついていっていないというような事態の中で、もし、今来たときにどうするか、最低限の備えはしておかなければならんじゃろうと思います。極端に言えば、毛布とかがなくても、何とかなると。ただ、食糧とか、特に弱い立場の乳幼児、それから高齢者に対しての配慮がなされてなければ、真っ先に影響が出てくるのはこの方たちだと思います。 ですので、やはり町としての総合的な対策を立てるためには、やはり防災会議みたいなのを設置して協議すべきではないかと思いますが、これは町長に伺いましょうか、どうでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。何も全然やっていないわけではございませんでして、そうした初歩的な防災計画というのはあるんでありますが、やはり今回、南海トラフのようにこうしたことが決まりますと、また違った形で、また立ち直しをしなければならないし、ですから何にもないわけではないんです。そうした中で順次計画をしていっているところであります。 先ほど乳幼児等々の備蓄品というのも出ましたが、検討させていただきたいと思いますが、先ほど最後にも申しましたように、町民の皆様にもそうした自助努力の一つとして、何か2日分とか3日分、そうした小さなものでも非常食、非常時持ち出し品等を準備していただければなあと思っているところでありますので、これからも啓発していきたい、お願いしていきたいと思っております。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番。確かに「備えあれば憂いなし」の備えの部分で、今、この備蓄に関しては総務課長は、全ては把握していないという御答弁でございましたけれども、そういう備蓄を初めとする防災会議みたいな中に、女性がある一定の割合は入らなければ、我々男性ではわからない部分もあると思いますので、そこ辺りについてはやはり女性が参画できるような配慮もお願いしたいと思います。 確かに今、災害があった場合に対して、例えば一つお聞きします。まず、庁舎の自家発電機、非常用発電機についてはどのような状況になっておりますでしょうか、お尋ねします。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長(高橋栄一君) 総務課長です。庁舎内の停電時の自家発電は、庁舎本館の東側に数年前建てておりますが、あそこは自家発電で庁舎内の電気は全てあれで賄えると。で、3・11を受けで、あそこは低いところにあるということで、バックアップが必要であろうということで、4階屋上に昔使っていた古い自家発電装置があります。これをまた修理をいたしまして、稼働可能な状態にして最低限のIT関係の分はそちらで賄うような段取りになっております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番。庁舎関係についての一応対策拠点になりますので、それに関しての電源は確保してあるという御答弁でございました。 ただ、非常用電源として可搬式の非常用電源なんかは、例えば発電機、それなんかは用意してあるのでしょうか、伺います。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長(高橋栄一君) 総務課長です。消防のほうで発電機は整備してあります。まあ、台数については定かではありませんがあります。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番。確かに台数が何十台も必要ということはないとは思いますけれども、灯光器と可搬式の発電機はぜひともそろえていただきたいと思います。というのが、例えば津波だけではなく地震があって家屋が倒壊する、夜間に遭遇したという場合に、周りの電気も停電している状況であれば、可搬式の発電機と灯光器は必ずいるものであると思います。ですので、そこ辺りをもう一度点検していただいて備えていただきたいと思います。 最後に、どっちにしたって津波にしろ地震にしろ避難所を設置した場合に、先ほどとも関連しますが、そういう授乳する場合の場所とか女性が服を着かえる場合の場所とかを確保するために、簡易のそういう部屋になるようなものは用意してあるのでしょうか、お伺いします。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長(高橋栄一君) 総務課長です。第一避難所が建物、公民館等であれば、そういう心配はなかろうと思いますが、大津波等で屋外の山の上とか高台に避難される場合があります。そういう場合は建物自身がありませんので、今言われるような簡易のトイレ及び着がえ等のついた用品、これについては必要になるかと思いますが、現在のところそこを整備している状況にありません。 ○議長(安田茂明君)  3番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 3番。確かになかなか防災に関する備えについては、なかなかパッ、パッというような状況にはないかと思いますけれども、どうしてもこれは必ず必要な品物でありますので、年次計画を立ててでも取り組んでいただきたいと思いますが、そのようにしていただきたいと思います。 最後になりますけれども、重ねて投票所の土足のことについては、くれぐれもお願いをしたいと思います。というのが、もう有権者の方は「あそこは土足で上がれるけんど、何でここは上がれんちゃろか」という方がいらっしゃるんですよね。もう土足で上がれるところと上がれないところがあるというのは御存知なんです。ですので、そこ辺りの不公平感をなくすためにも、ぜひとも靴を履いたまま上がれるのと段差解消、バリアフリー化については、強力に推し進めていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  以上で、菊地稿治君の質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(安田茂明君)  以上で、本日の日程は全部終了しました。 これで散会します。 ◎議会事務局長(本田芳秋君) 御起立願います。一同、礼。午後3時24分散会──────────────────────────────   会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。      平成25年3月5日                 議  長 安田 茂明                 署名議員 内山田善信                 署名議員 神﨑千香子...